
あなたは家庭菜園でインゲンの栽培をしていて病気に困ったことありませんか?
インゲンに多く発生する病気をまとめています。

うどん粉病
気温と時期
気温:24~32度
時期:5月~11月頃
うどんこ病の症状
- 白い粉を吹いたような症状が出る
- 進行すると葉が黄色くなったり、縮れたり、枯れたりする
- 発生がひどくなると茎や花などにも発生する
うどんこ病の対策
- 窒素肥料の多い肥料を与えすぎない
- マルチをして泥の跳ね返りを防止
- 密植を避ける日当たりや風通しを良くする
- 連作を避ける
- 耐性の強い種や品種を育てる
うどんこ病が発生した葉は、カビ菌が風に乗って伝染するので被害がひどい場合は葉を除去する必要があります。
そのまま地面に放置しておくと胞子が舞うので、畑の外に持ち出して焼却する・ゴミとして出すなどしてください。
症状が軽い場合は自然派スプレーを散布することでもうどん粉病が消える場合もあります。
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褐斑病(かっぱんびょう)
気温と時期
気温:25~30度
時期:6月~7月頃、9月~10月頃
褐斑病の症状
- 葉に丸い黄土色の小さい斑点が出来る(初期)
- 葉全体に斑点が広がり、真ん中が灰色、周りが黄土色になる(中期)
- 病斑中央部はやぶれやすくなり、斑点が大きくなる(後期)
- 下の方の葉から全体が枯れてくる
褐斑病の対策
- 畝高にして排水をよくする
- 葉が過密状態にならないように適切に管理する
- マルチを使って土の跳ね返りを防ぐ
- 生育初期に窒素肥料を与えすぎない
- 肥料切れを起こさないようにする
- 被害が発生した残渣(被害のあった株)や葉は撤去する
いったん発病すると残念ながら治療方法はありません。
発生しないように発生時期に予防農薬を撒き、防除に努めます。
発生した株は、株毎引き抜き畑の外に持ち出し焼却処分やゴミとして処分します。
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さび病
気温と時期
気温:低温で雨が多いと発生しやすい
時期:4月~5月、9月~11月頃
さび病の症状
- 葉にさびのような点々が出る(色は様々)
- 葉が枯れていく、株が枯死する場合も
さび病の対策
- 生育初期に窒素肥料を与えすぎない
- 酸性土壌にならないようにPHを調整する
さび病病が発生した葉は、初期の段階では自然派スプレーなどで1週間ほど様子を見て回復することもあります。
ひどい場合は胞子がほかの葉に広がるのでカットして畑の外に持ち出し処分します。
そのまま畑にすき込むと土の中で菌が残留し、翌年発症するなどの原因になるので適切な処理が必要です。
自然派スプレーは治療というより予防にも効果があるので定期的に散布することもおすすめです。
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灰色かび病
気温と時期
気温:20~25度位の低温
時期:3月~12月頃
灰色かび病の症状
- 花びら・蕾(つぼみ)・葉などに薄い茶色になり灰色のカビが発生する
- 葉が黒く変色して枯れたようになったりする
灰色かび病の対策
- 苗選びの段階で健康な苗を選ぶ
- 密集して栽培をしない
- 適切な肥料の量を守る
- マルチをして泥はねを防ぐ
- 株元に水をあげて水はねを防ぐ
灰色かび病が発生した場合は、発生した花や葉が回復することはないので撤去して畑の外に持ち出し焼却するかゴミとして処分します。
発生した場合は感染を広げないように農薬を使用します。
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ウイルス・モザイク病
気温と時期
気温:特になし
時期:3月~10月頃
ウイルス・モザイク病の症状
- 葉・茎・花・種子・果実など色々な部位に発生
- 濃淡のあるモザイク状の模様ができる
- 葉が糸状に細くなったり、葉脈のみ濃い緑色になる
- 奇形や株全体の萎縮
- 被害を受けた株は生育が悪くなる
ウイルス・モザイク病の対策
- シルバーマルチ・銀色テープを利用する
- 寒冷紗で覆う
- 生育初期に窒素肥料を与えすぎない
- 用具を消毒する
いったん発病すると残念ながら治療方法はありません。
発生しないように発生時期に予防農薬を撒き、防除に努めます。
発生した株は、株ごと引き抜き畑の外に持ち出し焼却処分やゴミとして処分します。
畑の中で土にすきこんだりすると土に菌が残り翌年再発・他の野菜に広がる原因になるので外に持ち出します。
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菌核病(きんかくびょう)
気温と時期
気温:15~20度位
時期:3月~11月頃
菌核病の症状
- 茎の地際部や葉、新芽などに、水がしみたような感じに腐る
- 病気が進むと白いカビが生え、ネズミのふんに似た黒い塊(菌核)が発生
菌核病の対策
- 畝高にして排水をよくしマルチをする
- 生育初期に窒素肥料を与えすぎない
- 湛水(たんすい)処理を行う
- 天地返しを行う
いったん発病すると残念ながら治療方法はありません。
発生しないように発生時期に予防農薬を撒き、防除に努めます。
発生した株は、株ごと引き抜き畑の外に持ち出し焼却処分やゴミとして処分します。
畑の中で土にすきこんだりすると土に菌が残り翌年再発・他の野菜に広がる原因になるので外に持ち出します。
発生した後の土に菌が残り、翌年以降も発生するので天地返しをして翌年以降栽培するのも有効です。
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炭疽病(たんそ)病
気温と時期
気温:25~30度
時期:4月~11月頃
炭そ(たんそ)病の症状
- 葉に黄色い丸い斑点ができて、古くなって穴が空く
- 果実には茶色いへこんだ病斑ができる
- 被害が酷いとほとんどの葉が枯れて収穫量が減る
炭そ(たんそ)病の対策
- 畝高にして排水をよくしマルチをする
- 密植を避けて風とおしを良くする
- 生育初期に窒素肥料を与えすぎない
- 炭そ(たんそ)病に対抗性がある品種を選ぶ
いったん発病すると農薬しか治療法はありません。
発生しないように発生時期に予防農薬を撒き、防除に努めます。
発生した株は、株ごと引き抜き畑の外に持ち出し焼却処分やゴミとして処分します。
きゅうりは支柱を使って栽培しますが、巻き付いたつる・葉にも病気が出た株はカビが残っています。
翌年にカビ菌が地面に残って再発するので、撤収する際もきちんと取り除きましょう。
イチゴの葉に発生した炭疽病がそこまでひどく無く、病気の葉を取り除いたら健康な葉に全体が復活した事例もあるようです。
根まで菌が入っていなければ該当箇所を取り除いて復活する可能性もあるので様子を見る事も検討しましょう。
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【炭疽病(たんそ)病】対策・防除・予防法・治療法・おすすめ農薬
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インゲンの病気まとめ
ここで該当しない症状は、病気では無くて害虫の可能性もあります。
別ページでインゲンに多く発生する害虫をまとめているのでそちらもチェックしてみてください。