- コナガ防除と予防方法
- コナガ駆除方法
- 家庭菜園におけるおすすめの対策方法
家庭菜園で出来るコナガ対策
青虫に似た幼虫でアブラナ科の野菜に多く発生して、葉を食害してボロボロにします。
防虫ネットで予防する事、発見次第捕殺する事がまずは大切です。
家庭菜園ではベニカベジフルスプレー、STゼンターリ顆粒水和剤が天然成分を使っていておすすめ。
発生原因と基礎知識
- 成虫の蛾が飛来して卵を植え付ける
コナガは漢字で「小菜蛾」と書き、アブラナ科の植物につきやすい蛾の幼虫です。家庭菜園では、この幼虫が葉を食害し、害虫として問題になります。
コナガはアブラナ科の植物に含まれるカラシ油の成分に引き寄せられていると考えられており、特にキャベツなどでは被害が深刻で、葉をほとんど食べ尽くしてしまうこともあります。
被害が酷くなると、葉全体が白っぽくなり、株の生育が衰えます。
コナガの幼虫は最大でも10mm程度で細長いのが特徴です。一方、青虫は最大25mmと大きく、全体が毛で覆われているため、見分けるのは簡単です。
発生する野菜の種類
こんな野菜にコナガが発生しやすいです。
【発生前の対策】防除・予防方法
- コンパニオンプランツを植える
- 防虫ネットを使う
天敵・コンパニオンプランツで予防
- クモ類・ゴミムシ類
- 寄生ハチ
- ニンジン・パクチー・セロリなど(セリ科)
- レタス・春菊など(キク科)
さまざまなタイプの天敵がいますが、家庭菜園で意図的に増やすのは難しいかもしれません。
コンパニオンプランツを利用してコナガの飛来を抑制する方法として、キク科とセリ科の野菜を一緒に植えることが効果的です。
例えば、ニンジン、パクチー、セロリなどのセリ科の野菜や、レタス、春菊などのキク科の野菜は、その匂いをコナガが嫌うため、寄り付きにくくなります。
防虫ネットで予防
キャベツなどのアブラナ科の野菜を植える際には、植え付けや種まきの段階から防虫ネットを設置しましょう。
初めからネットを掛けないと、知らないうちに蛾が飛来して卵を産み付け、ネットの中で幼虫が増えてしまい、ネットを設置する意味がなくなってしまいます。
【発生後の対策】駆除方法
- 無農薬・・・捕殺する
- 農薬・・・STゼンターリ顆粒水和剤がおすすめ
無農薬で駆除
- 捕殺する
発見次第コナガは幼虫を捕殺します。
ピンセットや箸で捕まえるのが簡単ですが、虫を触りたくない人はペットボトル捕殺機がおすすめ!
作り方は+をクリック
ペットボトル捕殺機(作り方)はここをクリック
農薬で駆除
- ベニカベジフルスプレー
- STゼンターリ顆粒水和剤
- ゼンターリ顆粒水和剤
家庭菜園ではJAS(日本農林規格)で定める天然成分由来のSTゼンターリ顆粒水和剤がおすすめです。
スプレータイプだとベニカベジフルスプレーも効果があります。
この記事の画像はイモムチ(@saibaimanyouchu)さんからご提供いただきました。ご協力ありがとうございます。