野菜の病害虫

カメムシの被害と対策・駆除方法

2024年6月17日

カメムシの被害と対策

家庭菜園で出来るカメムシの簡単な対策と駆除の仕方を学びます。

この記事でわかる事

  • カメムシ防除と予防方法
  • カメムシ駆除方法
  • 家庭菜園におけるおすすめの対策方法

家庭菜園におけるカメムシ対策

ポイント

カメムシはトマトや枝豆に被害を多くもたらし、果実が吸われると食べられなくなります。
植え付けの時から防虫ネットで飛来を防ぐと効果があります。
家庭菜園ではベニカベジフルスプレーがおすすめですが、見つけ次第ペットボトル捕殺機で捕まえましょう。

発生原因と基礎知識

カメムシが発生する原因

  • 雑草が茂っている
  • 畑の肥料成分で窒素が多い
カメムシ
カメムシ

4〜10月頃によく畑に発生し、特に梅雨明け以降から夏の後半にかけてがそのピークになります。

ヘクサムシとも呼ばれ、家庭菜園では育てた野菜の果実に吸汁します。

枝豆やトマトに被害が多く、トマトは吸汁されるとスポンジ状になり食べられなくなります。

雑草から飛来することが多いため、畑で除草した雑草などを放置しないように心がけましょう。

被害の多い枝豆は、土壌の窒素成分が多いとカメムシが付きやすくなるので、施肥量に気を付けましょう。

被害が発生する野菜の種類

こんな野菜にカメムシが発生しやすいです。

葉菜類

根菜類

【対策】防除・予防方法

カメムシの防除・予防方法

  • 防虫ネットでトンネル
  • 自然派スプレーで飛来回避
  • ミントを近くに設置

天敵とコンパニオンプランツで予防

カメムシの天敵

  • 鳥類、カマキリ、クモ、寄生バチなど

コンパニオンプランツとしては、ミントがおすすめです。ミントの匂いにはカメムシを寄せ付けない効果があります。

ただし、注意点としてミントを地植えするのは避けましょう!

ミントは繁殖力が非常に強いため、放っておくとどんどん広がり、手がつけられない状態になってしまいます。

ミントを使う場合は、鉢植えにして置くなどの方法をとり、畑に直接植えるのは控えましょう。

お酢のスプレーで予防

カメムシ予防のスプレー

  • タバスコ液スプレー
  • トウガラシの焼酎漬けスプレー
  • トウガラシの酢漬けスプレー
  • 木酢液スプレー
  • 唐辛子焼酎スプレー
  • 唐辛子酢スプレー
  • 除虫菊エキススプレー
  • ストチュウスプレー

身近な物で作る自然派スプレーは農薬では無いので定期的(1週間や2・3日単位)で散布を継続しないと効果が出ないので注意

身近な物で無農薬で作れるお酢のスプレーの「木酢液スプレー・ストチュウスプレー」がカメムシ対策にはおすすめ。

カメムシは酢のニオイが苦手なので木酢液を使ったスプレーを散布しておくことで飛来防止に役立ちます。

具体的なスプレーの作り方は下記ページにて紹介しています。

https://saienlabo.com/spray
あわせて読む

防虫ネットで予防

カメムシは周辺の雑草などから飛来して作物に被害をもたらします。

防虫ネットをトンネルしてかけてあげれば野菜に被害がでないのでおすすめで枝豆などは植え付け時に防虫ネットすると良いです。

【対策】駆除方法

カメムシの防除・予防方法

  • 無農薬ならペットボトルで捕殺
  • 農薬はベニカベジフルスプレーがおすすめ

無農薬で駆除

カメムシの無農薬駆除

  • ペットボトルで捕殺

カメムシをできるだけ飛来させないのが最善ですが、発生した場合は駆除が必要です。

カメムシは比較的大きいので捕まえやすいですが、ニオイが出やすいので手で触るのは避けましょう。

ピンセットや箸を使って捕まえるほか、ニオイがつかないようにするために「ペットボトル捕獲機」を作って捕獲・駆除することをおすすめします。

農薬で駆除

カメムシの農薬駆除

  • ベニカベジフルスプレー
  • スミチオン乳剤

農薬は同じ病気・害虫でも使える野菜の種類が決まっているので野菜別に使う農薬を分ける必要があります。
農薬を購入・使用する前に適用作物を確認し、作物にあった薬剤を選び、劇薬のため子供の手の届かない所で保管しましょう。

家庭菜園で使えるスプレーはベニカベジフルスプレーがおすすめ。

-野菜の病害虫