- コガネムシ防除と予防方法
- コガネムシ駆除方法
- 家庭菜園におけるおすすめの対策方法
家庭菜園で出来るコガネムシ対策
コガネムシは幼虫と成虫で被害の様子が違いますが幼虫の被害が野菜では深刻です。
地中で根を食べたりして野菜が病気になって枯れたりするので土づくりの段階で対策をしましょう。
家庭菜園で使える農薬はダイアジノンがおすすめです。
発生原因と基礎知識
- 地中で越冬して夏から秋に発生
コガネムシは地中で越冬し、春から秋にかけて成虫として発生しますが、野菜に最も大きな被害を与えるのは幼虫の時期です。
コガネムシはカブトムシやテントウムシの仲間であり、幼虫はカブトムシの幼虫に似ていますが、カブトムシとは異なり野菜を食害します。
「水をたくさんあげているのに、葉がしんなりして成長が悪い・・・。」という場合、それはコガネムシの幼虫のせいかもしれません。
家庭菜園の野菜では、ドウガネブイブイやマメコガネの被害が多く見られます。
コガネムシの成虫は葉を食べ、幼虫は地中で苗の根や実を食べます。
根が傷つけられると、そこから細菌が入り、苗が病気になって枯れる原因となります。
葉の被害は家庭菜園では多くありませんが、サツマイモの実をかじったり、イチゴ、野菜ではありませんが、芝生やバラの被害が多く見られます。
発生する野菜の種類
こんな野菜にコガネムシが発生しやすいです。
【発生前の対策】防除・予防方法
- コンパニオンプランツを植える
- 未熟な堆肥を入れない
- マルチングをする
- 畑を耕すときに確認する
天敵・コンパニオンプランツで予防
- むくどりやカラスなどの鳥類・寄生蜂など
- ミント
- ニンニク
- マリーゴールド
鳥類はコガネムシの幼虫を食べますが、植え付けた豆類の種も食べてしまうため、家庭菜園には寄せ付けないほうが得策です。
コンパニオンプランツとしては、マリーゴールド、ニンニク、ミントなどが効果的と言われています。
ミントは直接畑に植えず、鉢で育てて野菜の近くに置きましょう。ミントは雑草のように広がるため、対策が必要です。
未熟な堆肥を入れない
土づくりの段階で牛糞堆肥や鶏糞などを堆肥として入れますが、未熟な堆肥はアンモニアや腐敗臭など、強い悪臭を放つことがあります。
この臭いにつられてコガネムシが土に産卵し、幼虫が増える事につながります。市販品でもあまりに安すぎる堆肥は気を付ける、堆肥は植え付けの3週間前から土に入れて完熟させるなどの手順を守りましょう。
土を鍬で掘る時にコガネムシの幼虫は目視出来るので、捕殺する事もとても大切です。
マルチシートで予防
家庭菜園でおすすめなのは植え付け時にマルチングをして成虫が卵を植え付けるのを防止することです。
ただし土づくりの段階でしっかりと地中の幼虫を捕殺しておかないと意味がないので、土を耕すときは幼虫も探しましょう。
【発生後の対策】駆除方法
- 無農薬・・・捕殺がおすすめ
- 農薬・・・ダイアジノンがおすすめ
無農薬で駆除
- 捕殺する
- プランターは土ごと交換
コガネムシの幼虫は土の中に潜んでいるため、見つけるのが難しいですが、土を掘り返すことで捕獲することができます。
成虫が地面にいた場合は、地面に落として捕獲しましょう。コガネムシは落ちると死んだふりをして固まるので、その隙に捕まえます。
プランターで育てている場合に幼虫を見つけた場合、卵を産んでいる可能性も考えられるので、土を全て交換することも効果的です。
また、成虫はトラップを仕掛けるだけで捕まえることもできます。
作り方は+をクリック
ペットボトル捕殺機(作り方)はここをクリック
農薬で駆除
- ダイアジノン
- オルトランDX
幼虫の退治には、ダイアジノンが有効です。
植え付け時にオルトランDXをまくことで幼虫の食害を防止できます。
この記事の画像は晴時々虫(@konch_you)さんからご提供いただきました。ご協力ありがとうございます。