野菜の病害虫

ヨトウムシの被害と対策・駆除方法

2024年6月16日

ヨトウムシの被害と対策

家庭菜園で出来るヨトウムシの簡単な対策と駆除の仕方を学びます。

この記事でわかる事

  • ヨトウムシの防除と予防方法
  • ヨトウムシの駆除方法
  • 家庭菜園でおすすめの対策方法

家庭菜園におけるヨトウムシ対策

ポイント

ヨトウムシは昼間は地中にいて夜に活動、大きい幼虫になると昼も活動を始めます。
地中で越冬して翌年も現れるので土作りの時に幼虫や蛹を捕殺、幼虫を見つけたら捕殺です。

農薬はゼンターリ顆粒水和剤、ベニカナチュラルスプレーが家庭菜園でおすすめ。

発生原因と基礎知識

ヨトウムシが発生する原因

  • 昼間は茂みや土中に隠れて夜間飛来して産卵
ヨトウムシ
ヨトウムシ
ヨトウムシの幼虫
ヨトウムシの蛹(地中から発見)

ヨトウムシが発生する原因の一つは、土の中で蛹(さなぎ)として冬を越し、翌年に成虫として出現することです。

ヨトウムシの発生原因として、単に冬眠だけを考えるのは不十分で、実際は、成虫の蛾(ヨトウムシはハスモンヨトウやヨトウガの幼虫)が飛来して卵を産みつけることが主な原因です。そのため、卵の増加を防ぐことが重要です。

成長したヨトウムシは地中で蛹になり、冬を越して再び現れる厄介な害虫です。

ヨトウムシは夜行性で、昼間は地中に隠れ、主に夜間に活動します。そのため、「夜を盗む虫」と書いて「夜盗虫=ヨトウムシ」と呼ばれています。

幼虫は小さいときは緑色や茶色で、成長すると黒色などに変化し、全長は約2〜5cmになります。

ヨトウムシの幼虫は葉や茎、果実を食害します。特に新芽や若葉を好むため、作物の成長に重大な影響を与えることがあります。

被害を受けると、葉に不規則な穴が開いたり、茎が食いちぎられたりすることが多いです。卵を見逃すと、ヨトウムシの食害で野菜が一気にボロボロになることがあるため、注意が必要です。

被害が発生する野菜の種類

こんな野菜にヨトウムシが発生しやすいです。

【対策】防除・予防方法

ヨトウムシの防除・予防方法

  • 防虫ネットで蛾の飛来防止
  • 木酢液スプレーやコーヒースプレーを散布
  • コーヒーを土に混ぜる
  • 土づくりの時に幼虫や蛹を発見して捕殺
  • 卵の葉っぱを切って燃やす

天敵とコンパニオンプランツで予防

ヨトウムシの天敵

  • 鳥類・カエル
  • クモ類・ムカデ
  • 寄生蜂・アシナガバチ
  • ゴミムシ・ハサミムシ

我が家にはいませんが水辺が近くカエルがいる場合も助けてくれます。

ヨトウムシは、玉ねぎのやニンニクの匂いが苦手なのでコンパニオンプランツとして周辺に植えるのも効果的です。

バジルやマリーゴールドもコンパニオンプランツとして匂いで寄せ付けない効果があり、ナスタチウムはヨトウムシを寄せ付けて身代わりになってくれます。

コーヒースプレーで予防

ヨトウムシ予防のスプレー

  • タバスコ液スプレー
  • トウガラシの焼酎漬けスプレー
  • トウガラシの酢漬けスプレー
  • インスタントコーヒースプレー
  • 木酢液スプレー
  • 唐辛子焼酎スプレー
  • 唐辛子酢スプレー
  • 除虫菊エキススプレー
  • ストチュウスプレー

身近な物で無農薬で作れるスプレーの「コーヒースプレーやストチュウスプレー」がヨトウムシ対策にはおすすめ。

葉に散布する事でヨトウムシがつくのを防止できるといわれています。

具体的なスプレーの作り方は下記ページにて紹介しています。

https://saienlabo.com/spray
あわせて読む

コーヒーを土に混ぜるより土づくりの時に予防

コーヒーかすを土に混ぜるとヨトウムシ忌避の効果があるといわれていますが、おすすめしません。

コーヒーかすには「カフェイン、タンニン、クロロゲン酸」が含まれており、これらの成分が野菜の成長を阻害する可能性があります。

さらに、コーヒーかすは土壌の窒素を消費するため、窒素飢餓を引き起こす恐れがあります。これにより、せっかく与えた肥料の窒素分を野菜が吸収できず、結果として成長が阻害されることになります。

どうしてもコーヒーかすを使用したい場合は、これらの悪影響を軽減するために発酵させて堆肥や肥料にしてから使うことをおすすめします。

コーヒーかすを利用するよりもおすすめなのは、土づくりの際に鍬(くわ)などで耕しながら、耕している時に目視できるので見つけた幼虫や蛹を取り除くことです。

地面からヨトウムシが現れるのを防ぎ、その後は防虫ネットなどを使って蛾の飛来を防ぎ、卵の産み付けを防ぐことができます。

【対策】駆除方法

ヨトウムシの防除・予防方法

  • 無農薬なら米ぬかでおびき寄せて捕殺
  • 農薬は STゼンターリ顆粒水和剤がおすすめ

無農薬で駆除

ヨトウムシの無農薬駆除

  • 手やピンセットで捕殺する
  • 米ぬかトラップでおびき寄せる

ヨトウムシは、成長して大きく黒い幼虫になると昼間にも活動し、黒い糞をします。

レタスなどの野菜の葉に黒い糞がついていたら、周辺にヨトウムシがいる可能性が高いので、葉の裏をよく探して捕殺しましょう。

ヨトウムシをつぶしたときに出る液体は、他のヨトウムシに対する警戒信号となり、その仲間が近づきにくくなるとも言われています。

また、米ぬかが好きなヨトウムシを捕まえるために、簡単なトラップを作ると効果的です。被害の多い野菜の近くにトラップを設置し、夜に食べに来たヨトウムシを朝に捕まえて捕殺しましょう。

農薬で駆除

ヨトウムシの農薬駆除

  • STゼンターリ顆粒水和剤(住友化学園芸)
  • アファーム乳剤
  • サンケイ デナポン5%ベイト

農薬は同じ病気・害虫でも使える野菜の種類が決まっているので野菜別に使う農薬を分ける必要があります。
農薬を購入・使用する前に適用作物を確認し、作物にあった薬剤を選び、劇薬のため子供の手の届かない所で保管しましょう。

STゼンターリ顆粒水和剤(住友化学園芸)は天然成分を使用し、環境への影響も少なく、有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能でおすすめ。

スプレータイプなら、天然成分を使った住友化学園芸のベニカナチュラルスプレーが効果的です。

サンケイ デナポン5%ベイトはまくだけでヨトウムシを退治できる農薬です。

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