- 青虫(あおむし)防除と予防方法
- 青虫(あおむし)駆除方法
- 家庭菜園におけるおすすめの対策方法
家庭菜園で出来る青虫(あおむし)対策
モンシロチョウの幼虫である青虫は、アブラナ科の野菜を好み、葉を食べ尽くします。
アブラナ科の野菜を植える時は、防虫ネットを使いましょう。
家庭菜園では木酢液スプレーも効果的です。
農薬を使用する場合は、ハイベニカVスプレーを推奨。
発生原因と基礎知識
- アブラナ科の出す匂いに誘引
- モンシロチョウが卵を産む
アオムシにはさまざまな種類がありますが、一番有名なのはモンシロチョウの幼虫です。
蝶や蛾の幼虫で、体の表面に長い毛やトゲがなく、体色は緑色をしているのが特徴です。
特に被害が多いのはアブラナ科の野菜で、これは細胞に含まれるカラシ油配糖体という成分の匂いに反応するからと言われています。
青虫は一日に食べる葉の量が非常に多く、キャベツなどでは葉がほとんどなくなり、葉脈だけを残して全て食べつくしてしまいます。そのため、野菜の成長の妨げになります。
発生する野菜の種類
こんな野菜に青虫(あおむし)が発生しやすいです。
【発生前の対策】防除・予防方法
- コンパニオンプランツで予防
- 木酢液のスプレーで飛来を防ぐ
- 卵を見つけたら葉ごと焼却
- 防虫ネットや寒冷紗を張る
天敵・コンパニオンプランツで予防
- アシナガバチ・アオムシコマユバチ
- 鳥類・カエル
- レタスや春菊など(キク科)
- ニンジンなど(セリ科)
アオムシの体に寄生して殺してしまう「アオムシコマユバチ」という蜂の仲間がいます。
コンパニオンプランツで有名なのは、レタスや春菊などのキク科とニンジンなどのセリ科です。
キク科のレタスにつきやすいタバコガはアブラナ科を嫌うため、アブラナ科とキク科を混植するのは相性抜群です!
(自然派)自作の木酢液スプレーで予防
- トウガラシの酢漬けスプレー
- 木酢液スプレー
- 除虫菊エキススプレー
- ストチュウスプレー
青虫が発生する原因の成虫、モンシロチョウの飛来を防ぐのに木酢液が効果があるといわれています。
定期的に散布する必要がありますが家庭菜園で無農薬で行いたい人などにおすすめです。
栽培範囲が広い場合にはスプレーでやるととても大変なので噴霧器を使うのが非常に楽です。私も使っています!
具体的なスプレーの作り方は下記ページにて紹介しています。
防虫ネットや寒冷紗で予防
アブラナ科の野菜は、本当にすべて穴だらけにされるくらい食べ尽くされることがあります。苗の植え付けや種を植えたときに、一緒にトンネルを作り、防虫ネットや寒冷紗をかけましょう。
今までかけていなかった人は、かけると驚くほど綺麗な野菜ができます。モンシロチョウを寄せ付けないことが最も重要なポイントです。
防虫ネットをかけても、ネットに野菜が触れていると、網越しに卵を産み付けられることがあるので、先ほど紹介したスプレーをネットにかけて併用するのもおすすめです。
【発生後の対策】駆除方法
- 無農薬・・・捕殺がおすすめ
- 農薬・・・ハイベニカVスプレーがおすすめ
無農薬で駆除
- 捕殺する
葉の裏側にモンシロチョウは黄色い卵を産みます。モンシロチョウが飛んできてたり、アブラナ科の野菜を植えている場合は、定期的に葉の1枚1枚裏側までチェックしましょう。
発見したら葉ごと焼却します。そのまま近くに捨てると、死なずに孵化します。
幼虫の青虫を触るのが気持ち悪い人はペットボトルで捕殺するのがおすすめ。
作り方は+をクリック
ペットボトル捕殺機(作り方)はここをクリック
農薬で駆除
- STゼンターリ顆粒水和剤(住友化学園芸)
- ハイベニカVスプレー
- オルトラン
住友化学園芸 STゼンターリ顆粒水和剤が天然成分由来の農薬です。
ハイベニカVスプレーも手軽な殺虫剤でおすすめです。
オルトランもばらまくタイプで青虫に効果があります。