- アブラムシの防除と予防方法
- アブラムシの駆除方法
- 家庭菜園におけるおすすめの対策方法
家庭菜園で出来るアブラムシ対策
光が嫌いなのでシルバーテープで飛来を減らすことができます。
黄色いバケツに水を張って作物の近くに置き駆除、集まったりテープで捕殺も可能。
放置すると病気になる可能性があり、アーリーセーフがおすすめです。
発生原因と基礎知識
- 窒素分の多い肥料を与えすぎている
- 株間が狭く作物に日が当たりにくい
アブラムシは日本に700種類以上もおり、その色も様々。白いアブラムシ、赤いアブラムシ、黄色のアブラムシ、緑のアブラムシ、黒いアブラムシ、灰色のアブラムシ、桃色のアブラムシ・・・。
体長は2~4mm程度と小さいので1匹だと気づきませんが群衆になった姿は結構気持ち悪いです。
暑さに弱いので夏はあまり見ませんが冬は卵の状態で越冬して、また春に繁殖します。
アブラムシが植物の汁を吸うときに、持っていたウイルスを侵入させて「モザイク病」や「すす病」になることがあります。
アブラムシは肥料の中に含まれる窒素分に含まれるアミノ酸が好物なのでアミノ酸によってきます。
また株同士が密集して風通しが悪いことでもアブラムシが発生する原因になります。
発生する野菜の種類
アブラムシはほぼ全ての野菜に発生しやすいです。
【発生前の対策】防除・予防方法
- コンパニオンプランツと天敵
- 自作の無農薬スプレーを使う
- シルバーマルチやシルバーテープなどシルバーを使う
- バケツやテープなど黄色を使う
アブラムシを寄せ付けない防除・予防方法を紹介します。
天敵・コンパニオンプランツで予防
- テントウムシ
- カマキリ
- マリーゴールド
益虫と呼ばれるテントウムシが食べてくれます。
ニジュウヤホシテントウはテントウムシですが益虫ではなく害虫でアブラムシは食べてくれないので要注意。
オクラにありがたくさん集まっていて、アブラムシがついている事ありませんか?あれは、アブラムシから出る甘味をアリが吸い、アブラムシを食べるテントウムシなどからアリはアブラムシを守る共生関係にあります。
またカマキリもアブラムシを食べてくれるので、カマキリの卵を持ってきて畑にばらまくという方法も!
コンパニオンプランツではマリーゴールドがおすすめ。アブラムシを防ぎたい植物の近くにコンパニオンプランツを植えましょう。
(自然派)自作ストチュウスプレーで予防
- タバスコ液スプレー
- トウガラシの焼酎漬けスプレー
- トウガラシの酢漬けスプレー
- インスタントコーヒースプレー
- 木酢液スプレー
- 重曹スプレー
- 唐辛子焼酎スプレー
- 唐辛子酢スプレー
- 除虫菊エキススプレー
- ストチュウスプレー
身近な物で無農薬で作れるスプレーで酢を使った「ストチュウスプレー」がアブラムシ対策にはおすすめ。
具体的なスプレーの作り方は下記ページにて紹介しています。
シルバーマルチやシルバーテープで予防
アブラムシは光に弱い(キラキラしたものを嫌う)ので、シルバーテープやシルバーマルチを使うと飛来を防ぐことができます。
植え付け前であればシルバーマルチをすると効果的です。
シルバーテープは費用を抑えられて簡単にできるのでオススメ。シルバーマルチはなかなかお店では売っていませんが、ネットで購入する事も可能です。
黄色いバケツなどで予防
アブラムシは黄色に引き寄せられる性質があるで、黄色いバケツに水を張って近くに置いておくと水に浮かんで捕殺できます。
黄色の粘着テープは基本的にはハウス内など限られた場所で使う事を考えられているのでトンネルをして併用で使うのがおすすめ。
テープは、益虫と呼ばれるテントウムシなども捕殺することになってしまう点がマイナス点です。
【発生後の対策】駆除方法
- 無農薬・・・テープや水攻めがおすすめ
- 農薬・・・アーリーセーフがおすすめ
無農薬で駆除
- 歯ブラシで落とす
- テープで取り除く
アブラムシは手袋をつけて指でつぶすのが一番簡単です。
使い古した歯ブラシでやさしく茎や葉を傷つけないようにこすり落としたりガムテープで捕殺するのも可能です。ガムテープを使う場合は粘着力が弱いテープでやりましょう。
貼り付けてアブラムシを取り除くなら養生テープが粘着がちょうど良くてよいです。引っ越し業者などが使う、張ってはがせるタイプのガムテープです。
アブラムシが発生した後にも、先ほど紹介したスプレーの中の石鹸水スプレーは有効です。無添加・香料のない石鹸を水に溶かしてアブラムシにスプレーすると窒息死します。
そのあとに水できれいに流してあげましょう。
農薬で駆除
- ベニカマイルドスプレー
- ベジカベジフルスプレー
- アーリーセーフ
- ベニカ水溶剤
家庭菜園を手間をかけずきれいな野菜を育てたい人には市販のスプレーを使うのも手です。
アブラムシ発生初期にオーガニック・有機栽培ならアーリーセーフがオススメ。
また、週1回かけることでOKなベニカマイルドスプレーが便利です。
有機栽培している人でも使用可能で、逆さにしてもスプレーができ、犬やネコがいる家庭でも安心して使えます。