- ウリハムシの防除と予防方法
- ウリハムシの駆除方法
- 家庭菜園におけるおすすめの対策方法
家庭菜園で出来るウリハムシ対策
ウリハムシはウリ科の野菜に発生し、穴をあけて被害が酷いと株が枯れます。
苗の植え付けの時の被害が深刻で成長が遅れてしまうので、行灯(あんどん)対策が有効です。
家庭菜園ではベニカベジフルスプレーが有効です。
発生原因と基礎知識
- 周辺の雑草から飛来




家庭菜園ではウリ科の野菜に発生する害虫です。
見た目はテントウムシのような感じで、ウリバエとも呼ばれています。
ウリハムシの種類は700種類以上おり、その中でもクロウリハムシは家庭菜園でよく発生します。
ウリハムシは背中がオレンジ、クロウリハムシは背中が黒の違いがありますがクロウリハムシは葉だけでなく花も食べます。
クロウリハムシ(ウリハムシを含む)の食害を受けた葉っぱの特徴は円形に穴が開きます。
この穴が空く事を「トレンチ行動」といい、ウリハムシの被害は穴の形で分かります。
発生する野菜の種類
こんな野菜にウリハムシが発生しやすいです。
【発生前の対策】防除・予防方法
- 除草をする
- シルバーマルチやシルバーテープを張る
- 行燈(あんどん)をする
- 防虫ネットを張る
- コンパニオンプランツを植える
天敵・コンパニオンプランツで予防
- 天敵がいない
- ネギ
- ニラ
- バジル
- マリーゴールド
ウリハムシはネギとニラの匂いを嫌います。
これらの植物をウリ科の野菜(カボチャ、キュウリ、メロンなど)の近くに植えると、ウリハムシの被害を減少させる効果があります。
他にも、バジルやマリーゴールドも効果があるので周辺に植えるとよいです。
(自然派)自作唐辛子スプレーで予防
- タバスコ液スプレー
- トウガラシの焼酎漬けスプレー
- トウガラシの酢漬けスプレー
- 唐辛子焼酎スプレー
- 唐辛子酢スプレー
- 除虫菊エキススプレー
- ストチュウスプレー
身近な物で無農薬で作れるスプレーの「唐辛子スプレー」がウリハムシ対策にはおすすめ。
コーヒースプレーは効果がないので、唐辛子がおすすめ。
具体的なスプレーの作り方は下記ページにて紹介しています。

シルバーテープ・行燈(あんどん)で予防


ウリハムシはアブラムシ同様光を嫌うのでシルバーテープを張るのが簡単です。植え付け前にマルチをする人はシルバーマルチを使うのもおすすめです。
幼い苗を風から守る行灯(あんどん)のビニールの高さが40cm以上あればウリハムシは侵入してくることがなくなります。
ウリハムシは横方向には移動できるが、上下の移動がほとんど無いので行燈(あんどん)でウリハムシを寄せ付けないことができます。
苗の植え付けの時に対策する事が大切です。
【発生後の対策】駆除方法
- 無農薬・・・ペットボトルで捕殺
- 農薬・・・ベニカベジフルスプレーがおすすめ
無農薬で駆除
- 捕殺する
- 黄色いテープを張る
アブラムシなどにも効果がある黄色の粘着テープも有効ですが、ハウス内など限られたスペースの場合効果があります。
駆除するときに便利なのがペットボトル捕殺機です。ウリハムシに触ることなく簡単に捕殺することができます。
作り方は+をクリック
ペットボトル捕殺機(作り方)はここをクリック

農薬で駆除
- ベニカベジフルスプレー
- マラソン乳剤
- アルバリン顆粒水溶剤
手軽なスプレーではベニカベジフルスプレーが家庭菜園向きです。
農薬ではマラソン乳剤、アルバリン顆粒水溶剤がおすすめです。