- 生ごみ堆肥をコンポストで作る方法
- コンポスト以外での作り方6選
- 生ごみ堆肥づくりでよくある質問
生ごみ堆肥は肥料成分も多く含んでいる事が多いのでそのまま堆肥&元肥として使うことができます。
家庭の生ごみを使って無料で堆肥ができますが入れる物は気を付ける必要があります。
コンポストは自治体によっては助成がありタダで購入できる可能性もあります!
生ごみ堆肥作りに必要な材料と道具
- 生ごみ
- 土
- 発酵促進剤(米ぬかなど)
- 腐葉土 ※コンポスト以外の場合
- ビートモス ※コンポスト以外の場合
- もみ殻くん炭 ※コンポスト以外の場合
生ごみ堆肥は色々な作り方がありますが、一番簡単なのは畑にコンポストを設置する事です。
コンポストの場合は、生ごみ・土・発酵促進剤(米ぬかなど)だけで作れてお金がかかりません。
必要なコンポストも自治体によっては助成金が出て無料で購入することも可能です。
ほかの方法では、生ごみ処理機を使うと電気代はかかりますが、土・発行促進剤はいりません。
段ボールや袋などで作る場合は、分解の環境が整っていないので土だけではなくビートモスやもみ殻くん炭などを準備する必要があります。
コンポスト
今回紹介するのがが、このコンポストを使う方法です。
上に蓋がついていて、外側はプラスチックの容器、下は穴が空いている筒状のプラスチックで土に埋めて使うタイプです。
以前は緑色のデザインが悪い”THE昭和なタイプ”が多かったですが、最近はオシャレなコンポストも増えています。
近くのホームセンターにはなくても、ネット通販だとおしゃれなものもあるのでチェックするのがおすすめ。
コンポストは一度買ったら「二度と買わないし・捨てない」ので最初に気に入った物を買うのがポイントです。
発酵促進剤(米ぬか・EM発酵促進剤)
ぬか漬けで使うような生の米ぬかを使います。
米ぬかは「生の米ぬか」「炒りぬか」があり、家庭菜園で使うのは生の米ぬかです。
コイン精米機などに行けば米ぬかが無料で手に入ります。
ぬか漬けシーズンであればスーパーで米ぬかを販売している事もあるので購入して使うのもOK。
米ぬかが無料で手に入らなければ、ほかにもEM発酵促進剤を購入するのもありです。
EM発酵促進剤は色々なメーカーから出ていますがホームセンターでも購入可能です。
生ごみ
コンポストに入れる生ごみは水気をしっかりと切ることが大切です。
水気を切らないと発酵が進まず「腐る原因、においや虫が発生する原因」になります。
三角コーナーで水を切るなどでもよいですが、我が家では画像のような感じでコンポストに入れる生ゴミだけを水切りしています。
料理するときにそのままここにゴミを貯めていき、2日に1回くらい満杯になったらコンポストに入れるという方法です。夏場はコバエがわきやすいのでコバエホイホイを一緒においてます。
自治体によってはコンポストに助成金が出て無料で手に入る!
- 申請してから1~2週間で当選してから指定された店で購入が必要
- コンポストなど対象だが発酵促進剤だけの購入は不可
- 当選してから購入期限がある
コンポスト・全自動生ごみ堆肥機・コック付きコンポストなどの購入費用は自治体によって助成金がある事があります。
例えば、札幌市は生ごみたい肥の助成金が充実していますが、注意点がいくつかあります。
コンポスト購入前に必ず自分の住んでいる自治体のHPを確認して、助成金がないかどうか調べてください。
なぜ「購入前に」といいますと、自治体によっては購入後の申請でも対応していますが「コンポスト購入前に応募しないと補助が受けられない事があるから」です。
先着順だったり、2年に1回は受けられるなど色々制約がある事も多いので調べてみてください!
生ごみ堆肥の作り方
コンポストに生ごみや発酵促進剤を入れてなぜ堆肥になるのでしょうか。
生ごみを入れる事で炭素が多く含まれているため、炭素を分解しようとして土の中の微生物が活発に動き出します。
これが発酵している状況で、発酵すると土の温度が上がりますがその発行を促進するのが米ぬかやEM発行促進剤です。
コンポストの中の温度は40度以上になり、生ごみが微生物によって分解されるので堆肥になるという仕組みです。
微生物だけでなくミミズも土を食べて糞を出して堆肥化に役立つのでコンポストの中にミミズが多くいると良い堆肥が出来上がります。
次に、生ごみ堆肥を「コンポスト」と「段ボール」で作る方法を紹介します。
畑があるならコンポスト1択、ベランダ菜園なら段ボールがおすすめです。
【コンポスト編】生ごみ堆肥の作り方の手順
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必要な材料
- 土
- コンポスト
- 米ぬか
- 生ごみ
コンポストを埋める
土に穴を掘ってコンポストを埋めます。
この時にコンポストの周囲をしっかりと土で埋めることが大切です。
土にしっかりと埋まっていないとネズミや虫などが入ったり動物に掘り返される原因となります。
土を入れる(半分位がおすすめ)
コンポストの半分の量まで土を最初に投入します。そのあとに、水気を切った生ごみを投入します。
こうする事で、毎回生ごみを投入してもスコップで混ぜるだけの簡単作業になります。生ごみを入れて毎回スコップで土と生ごみをかき混ぜるのが大切。
本などでは生ごみを入れて次に土を入れてミルフィーユ状にとありますが、経験上これだと匂いが発生しやすいので、まずは土を入れておきます。
米ぬかなど発酵促進剤を振りかける
米ぬかは「ビックマンなど」4Lの大きい焼酎のペットボトルに入れて蓋をしてスコップと一緒に近くに置いておきます。
雨風関係なく外においておけるし、振りかける時も手も汚れなくて超便利です。
2~3を繰り返す
あとは日常的に満杯になるまで「生ごみ投入・スコップで混ぜる・発酵促進剤」を繰り返します。
最初に投入した土もだんだんとゴミが増えると足りなくなったり・臭いや水分が出てきたりします。
そんな感じになってきたら土を追加で投入して満杯になるまで繰り返します。
満杯になったら放置して堆肥化させる
容器がいっぱいになったら3~6ヶ月そのまま放置して発酵させます。
夏場は分解が早く、寒い時期は分解が進まないので季節によって放置時間は変わります。数週間毎に何度かかき混ぜると発酵が早く進みます。
放置期間は生ごみを入れることが出来ないので「コンポストを2つ用意」できれば発酵させてる期間も途切れる事無く堆肥を作れます。
コンポストを外してその上から大きめのビニールシートをかぶせて発酵させる方法もあります。この方法なら、外したコンポストを別の場所で使えるので便利です。
堆肥の完成
しばらく経ったら蓋を開けて土を混ぜてみて中の様子を見てみましょう。
投入した生ごみが跡形もなくなり、黒い土でフカフカした感じになっていたら生ごみ堆肥の完成です。
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【段ボール編】生ごみ堆肥の作り方の手順
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必要な材料
- 段ボール箱
- ガムテープ
- 段ボールを置く台(地面から5㎝離す用)
- スコップ
- 使い古しのTシャツ
- ピートモス(おがくず・竹パウダー・米ぬか)
- もみ殻燻炭
段ボール箱を組み立てガムテープで外側を固定
中に1枚底板になる段ボールを入れるとより安全です。
段ボールの中に土(資材)を入れる
中に入れる資材は土ですが、基本的にはピートモス3割:もみがら燻炭2割で作ります。
ピートモスはおがくず・米ぬか・竹パウダーで代用できるので手に入りやすい資材で作りましょう。
段ボールの中に7割くらいになるように入れます。
土を湿らせる
土に水を入れます。だいたい2リットルくらい入れれば大丈夫です。
5㎝ほど床のコンクリから離して段ボールを置く
段ボールを直接ベランダなどの上にのせると通気性が悪くうまくいきません。
コンクリートブロック、レンガ、プラスチックのかご、なんでもよいので5㎝ほど通気性を確保できるように浮かせておくようにします。
生ごみを投入する
あとは家庭で出た生ごみを投入します。随時生ごみが出たら投入しますが、水気を少し切ってから入れるのがポイントです。
入れたタイミングで毎回スコップで混ぜてあげます。箱の中がいっぱいになるまで繰り返して大丈夫です。
分解の過程で白いカビが出ることがありますが、これはうまくいっている証拠で問題ないです。
箱には使い古しのTシャツをかけておく
段ボール箱に虫が卵を産み付けて虫が湧く原因になるので、虫よけのTシャツをかけておきましょう。
段ボールにTシャツを着せる感じです。
アンモニア臭がしてきたら発酵させる
生ごみを投入し続けるとアンモニア臭がしてきて、分解が進まなくなってきます。
これは限界のタイミングなので、ここから発酵させる作業に入ります。
4、5人家族の場合は約3ヶ月、2人家族の場合は約5ヶ月が目安になります。
水を1~2リットル入れて2か月ほったらかし
水を入れて温度上昇させて、全体をよく混ぜて放置します。
2か月ほど放置しておけば堆肥が完成。
プランター菜園に使う
できた堆肥は、プランター栽培で土3に対して生ごみ堆肥1の割合で入れて使います。
プランター菜園に使う
できた堆肥は、プランター栽培で土3に対して生ごみ堆肥1の割合で入れて使います。
保管分は袋に入れて保存
出来上がった堆肥が余っている分は、2~3日広げてしっかり乾燥させましょう。
肥料袋や、ごみ袋などにいれてしっかり封をして保存しましょう
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コンポスト以外で作る生ごみ堆肥方法6選
- 生ごみ処理機
- 段ボール・発砲スチロール
- 袋・ビニール・バック
- プランター
- バケツ(液肥採取可能)
- 土に埋める
コンポストを使わない方法で生ごみ堆肥を作る方法紹介します。
生ごみ処理機
土も発酵促進剤も必要なく、家の中で生ごみを堆肥化できるとても便利な家電です。
電気代と初期投資コストはかかりますが、乾燥させたゴミをそのまま土に埋めれば堆肥として使用できます。
おしゃれなタイプも出ているので、生ごみも減って臭いも減って一石二鳥です。
生ごみ処理機を購入する前に必ず自分の住んでいる自治体のHPを確認しましょう。ちなみに、札幌市では価格の2分の1、20,000円を上限に補助が出ます!
段ボール・発砲スチロール
庭がない家庭でベランダで行うのに便利なのが段ボールや大きめの発砲スチロールを容器にして作る方法です。
容器にお金はかからないですが、土だけでは発酵しないのでピートモス・もみ殻くん炭・腐葉土など別の資材を準備する必要があります。
毎日500gの生ごみを3か月間は投入することができます。
袋・ビニール・バック
家庭で無料で出来る方法の一つがビニール袋・バックなどを使う事です。
ビニールは厚めの物を使わないと破れてしまうので、肥料袋や土袋などを利用するのがおすすめです。
生ごみ堆肥の作り方は段ボールコンポストと同じです。
おしゃれなタイプも販売されているので探してみてはいかがでしょうか。
プランター
プランターを容器代わりに使う方法もあります。
余っているプランターがあれば、容器として使って作ることができますが、あまり量は入りません。
バケツ(液肥採取可能)
バケツタイプのコンポストも販売されています。
土に埋めるのとは違い、独立して使えるので容量は少ないですがコンポストを埋めるスペースは不要です。
生ごみ堆肥の作り方は紹介したコンポストタイプと同じで、容器の中でミルフィーユ状に土と生ごみを入れていきます。
コックがついている商品は「液肥」と呼ばれる液体肥料が採取できます。
この液肥は毎日コックを開けて採取しないと中で水分が多くなって腐ってしまい失敗する原因になります。
取り出した液肥は500倍にして水やりと一緒に与える、そのまま原液を排水管に流して匂いをとるなどの用途があります。
もちろん、コックがついていない漬物用のバケツなどでも問題ありません。
この液肥タイプも私は使いましたが、毎日抜かないとすぐに腐ってしまいます。腐った液肥を薄めて庭にまくと、ものすごい匂いがして近所迷惑になりますので気を付けてください。このバケツタイプも札幌市では助成金の対象でした
土に埋める
何も必要がないのが、土に穴を掘ってそのまま埋める方法です。
コンポストタイプと同じようにミルフィーユ状にして堆肥化させる事が出来るので、何もお金をかけたくない場合はよいでしょう。
ただし注意点があって、深く穴を掘らないと動物に掘り返されたり・鳥の餌になったりして荒れてしまう事もあります。
スペースがあるならコンポストを使ったほうが安全に簡単に臭いも少なくできると思います。
生ごみ堆肥の成分と使い方
出来上がった生ごみ堆肥の使い方を紹介します。
生ごみ堆肥は投入された生ごみの状況によって出来上がった堆肥の「窒素・リン酸・カリ」の成分が違います。参考までにこんな割合というのを紹介します。
2.6% | 1.4% | 1.2% |
一般的に販売されている堆肥や化学肥料は成分が決まっていますが、生ごみ堆肥の場合は家庭毎に・その年毎に何を入れたかで変わってきます。
家庭菜園レベルで成分構成を調べるのは不可能なので、参考としてこんな使い方があるという方法を紹介します。
野菜の種類 | 生ごみ堆肥の量 | ポイント |
---|---|---|
葉菜類(コマツナ、ホウレンソウ、チンゲンサイなど) | 600g~800g/㎡ | 種まきの1~2週間前に土に混ぜる |
葉菜類(キャベツ、レタス、ハクサイなど) | 1,000~1,200g/㎡ | 苗を植え付ける時に土に混ぜる |
根菜類(ダイコン、ニンジン、カブなど) | 800~1,000g/㎡ | 種まきの1~2週間前に土に混ぜる |
果菜類(トマト、ナス、キュウリなど) | 1,000~1,500g/㎡ | 種まきの1~2週間前に土に混ぜる、追肥をする |
果菜類(ブロッコリー、カリフラワーなど) | 1,000~1,500g/㎡ | 苗を植え付ける時に土に混ぜる |
マメ系(エダマメ、エンドウ、ソラマメなど) | 500~600g/㎡ | 種まきの1~2週間前に土に混ぜる |
イモ系(サツマイモ、ジャガイモ、サトイモなど) | 1,000g/㎡(サツマイモは500g) | 苗を植え付ける時に土に混ぜる |
一度試して使ってみて、足りないようなら肥料を追加する、翌年から使い方を変えるなど長い目で見て自分に合う方法を探してみるのがポイントです。
生ごみ堆肥と呼んでいますが、使い方は肥料分が多いので「堆肥であり栄養分が抑え目な肥料」です。
「元肥え(最初に与える肥料)」として使うので、苗の植え付け前の肥料を与えるタイミングで使用します。
生ごみ堆肥のメリット・デメリット
- 生ごみの量が減ってゴミ袋代も節約
- お金がかからず堆肥(肥料)を作れる
- 材料を購入するのに自治体により助成金がある
- 臭いや虫が発生する可能性もある
- 管理する手間がある
生ごみ堆肥をコンポストで作る場合のメリットは何といっても節約になります。生ごみを捨てることなく、堆肥(肥料)になるので堆肥代や肥料代も節約できます。
環境省の調べでは、一人当たりの生ごみの量は250g/日です。4人家族であれば、毎日1㎏なので月に換算すると30㎏の生ごみを捨てないでいいわけです。
私の住む札幌市では、5Lのごみ袋が10円/枚で60円分(5Lが6枚分)は毎月ゴミ袋代で安くなっている計算でした。年間で720円+肥料代が節約になっている感じでしょうか。
はっきりいって金額的には大したこと無いですが、ゴミが堆肥になるというのは資材が高騰するとメリットですよね。
コンポストは購入する場合助成金が出るケースもあるのでしつこいようですが調べてから購入しましょう。
デメリットは、匂いと虫が発生する可能性がある事です。
ただし、管理をきちんとする、投入するゴミをきちんと守るなど回避できる方法があるので紹介します。
臭くなる理由や失敗する原因
コンポストを開けた時に生ごみのにおいが非常に臭い原因はしっかりと発酵されていないからです。
土や米ぬかを入れないでそのまま生ごみだけ入れていると失敗します。
生ごみを入れる、土を入れる、しっかりとスコップで混ぜる、米ぬかを入れるをしっかりと行うことで分解されます。
私も最初は生ゴミを入れて、毎回土を入れてました。でもすごく面倒で手間です。最初から土をコンポスト半分位入れておけば、毎回スコップで混ぜるだけで超簡単!本当におすすめです。
コーヒーかすやオレンジの皮で匂い対策ができる!
匂いが気になる人はコーヒーかすやオレンジの皮を一緒に入れてみましょう。
コーヒーかすには消臭効果があるので水気をしっかりときって一緒に混ぜるだけでOK。
匂いが軽減されるので匂いに困っているなら是非やってみてください。
コンポストに虫がわかない方法!
コンポストに虫がわかないようにする方法を紹介します。
生ごみを投入して虫が全く発生しないというのは難しいのですが、まずは投入する生ごみを水を切って新鮮な状態で入れることです。
三角コーナーにゴミを放置しておくとコバエが発生する経験は皆さんあると思いますが、この時点で卵を植え付けられている生ゴミをコンポストに入れる事で中で増殖する原因になります。
また、網目が小さい防虫ネットでコンポストの蓋の上から覆うというのも有効な方法です。
段ボールコンポストの場合は、段ボールの上にかぶせた布の上から防虫ネットを二重でかけるとよいでしょう。
虫が入って卵を植え付けて増殖するという事を防ぐのが大切です。
ゴキブリやネズミがわかない予防策!
生ごみコンポストを使っていてゴキブリやネズミが発生しないのか心配している人がいると思います。
まず、ネズミは隙間があると入ってくる可能性があるので、土にコンポストを埋めるときにしっかりと外側を埋めることが大切です。
コンポストより一回り大きな穴を掘って、すっぽりとコンポストを入れて外側を土でしっかりと埋めましょう。隙間があるとネズミが入る原因になるので蓋もしっかりとして侵入しないようにする事で防げます。
それでも発生する場合は、土に穴を掘った後金網を敷いてその上からコンポストをのせて周りを土で埋めます。
コンポストでゴキブリで困っている人があまりいないようなので大丈夫だとは思いますが、発生する可能性があるとすればベランダです。
しっかりと蓋をしないで使って外から侵入する、段ボールコンポストに使った段ボールに卵が植え付けられていた場合です。
ゴキブリはこの2点に気を付ければ問題ありません。
虫やウジ虫が湧いた場合の対処方法!
コンポストに虫やうじ虫が沸いた時の対処方法。
解決方法は、発生した場合は土と発酵促進剤(米ぬかなど)を大量に投入してスコップなどでよく混ぜることです。
肉や魚などを入れるとウジ虫が湧くことがありますが、分解がさらに進めばなくなるので一度大量に投入してばらく様子を見ます。
水分量が多すぎると虫が発生しやすくなるので乾いた土や草をいれて水分調整しましょう。
私も当初は、切った鶏肉の皮・魚のごみや骨をそのまま入れてました。でも、ふたを開けたら本当にカオスな状態にうじ虫が湧いていて気持ち悪すぎて投入する物をきちんと考えました。個人的には「肉や魚は入れない」というのが最もおすすめです。
生ごみ堆肥でよくある質問(Q&A)
生ごみ堆肥づくりで初心者が疑問に思う内容を質問形式でまとめています。
生ごみ堆肥づくりの質問一覧
質問クリックすると該当箇所にジャンプ!
堆肥が発酵しないのですが適切な温度は?
- 堆肥が発酵しないのですが適切な温度は?
-
生ごみが発酵するには発酵促進剤が必要です。土と生ごみ以外にコンポストの中に発酵促進剤を毎回入れましょう。
20度の外気温で40度位まで温度が上昇します。有機物を分解する過程で温度が上がるので、肉や魚などを少し入れると野菜だけを入れる時より、温度上昇が激しくなります。きなこ100g、使用済み天ぷら油100gほど入れると一気に温度が60度位まで上昇するようです。
堆肥が腐敗したらどうすれば良いですか?においがします。
- 堆肥が腐敗したらどうすれば良いですか?においがします。
-
水分量が多いと腐敗して臭いが発生します。予防のために、しっかりと土を入れて水分を減らす、投入する生ごみの水を切る、しっかり混ぜる、米ぬかなどを毎回入れるの基本を守ります。
臭い対策でコーヒーかす・オレンジなどの皮を入れると良いです。臭いが出てる状態であれば、土を多く入れる・米ぬかなどを多く入れてしっかり混ぜて1~2週間様子をみましょう。
白カビや青カビがはえてます。どうしたら良い?
- 白カビや青カビがはえてます。どうしたら良い?
-
白カビも青カビも発生しても、そのまま土の中に混ぜてしまえば消えるので問題ありません。
発酵促進剤は何が良いですか?
- 発酵促進剤は何が良いですか?
-
米ぬかが最もおすすめで無料で精米機に行ったら手に入ります。意外と探してみるとホームセンター・野菜の直売所などにあります。ホームセンターやスーパー(ぬか漬けの時期に袋で)でも売っています。
コンポストに雑草は入れてよい?
- コンポストに雑草は入れてよい?
-
コンポストに雑草を多少入れて水分調整するのは問題ないですが雑草を大量に入れると分解が遅くなるのであまりオススメしません。雑草は雑草だけで別で堆肥化させるのがよいでしょう。
コンポストにコーヒーフィルターは入れてよい?
- コンポストにコーヒーフィルターは入れてよい?
-
コーヒーフィルターも分解されるのでコーヒーかすと一緒に入れて問題ありません。ただし、フィルターは紙なので分解に時間がかかります。私は入れます。
コンポストに食べ残し・魚の骨・肉は入れてよい?
- コンポストに食べ残し・魚の骨・肉は入れてよい?
-
コンポストに入れる生ごみは基本的になんでも大丈夫なのでそこまで慎重にならず食べ残しも入れてよいです。
ただし、油分を含んだごみ・魚・肉は分解が進みにくいので、うじ虫が発生したり臭いが発生する原因になります。入れる場合はいつもより発酵促進剤(米ぬかなど)を大量に入れる、土を多くするなどの対策が必要です。
コンポストに野菜くずで入れてはいけない物は?
- コンポストに野菜くずで入れてはいけない物は?
-
野菜くずは基本なんでもOKです。玉ねぎの皮、トウモロコシの芯は分解に時間がかかります。上手に発酵させるコツは投入する野菜くずを小さく包丁でカットしてから入れることで分解が早く進みます。
コンポストは日陰・日なたどちらに設置が良い?
- コンポストは日陰・日なたどちらに設置が良い?
-
コンポストの日当たりは特に関係ありませんが、畑をするスペースの角の日当たりが悪い場所など不要なスペースを有効活用しましょう。設置の際は近隣住宅の窓の位置なども考慮して、臭いで迷惑にならないように気を付けましょう。
コンポストで堆肥化するまでどれくらいかかる?
- コンポストで堆肥化するまでどれくらいかかる?
-
コンポストに入れた生ごみがいっぱいになってから3か月~6か月ほどで堆肥として使えるようになります。生ごみがいっぱいになっている間は別のコンポストを用意して2つ使うと長期間生ゴミを投入できます。
冬の間はどうするの?
- 冬の間はどうするの?
-
生ごみが発酵するには15度以上の温度が必要になります。段ボールなどを使っている場合は、箱を二重にする、家の中に入れるなどの対策をすると発酵が早く進みます。冬でも発酵は進むので、豪雪地帯寒冷地を除けばコンポストはそのまま使えます。北海道は雪が降るのでさすがに使えず、そのまま春まで放置です。
コンポストが満杯になるにはどれくらいかかる?
- コンポストが満杯になるにはどれくらいかかる?
-
コンポストの容量にもよりますし、生ごみの排出量にもよりますが3~4ヵ月は使えると思います。我が家では土の投入量が少ないのもありますが、雪が降るまでの8か月ほどで一杯になるくらいです。
コンポストのコバエ対策は?
- コンポストのコバエ対策は?
-
コバエが発生する原因である卵を植え付けられないように新鮮な生ごみを入れます。中の水分が多いと発生が促されるので、水分量が多いときは土や米ぬかをいつもより多く入れてよく混ぜて水分量を調整します。
段ボールでやってもあふれないの?
- 段ボールでやってもあふれないの?
-
段ボールタイプで行う場合は、生ごみを投入してもすぐにいっぱいになるという事はありません。生ごみを入れて混ぜるだけですが分解されて量がかなり減るので、一日500g入れても3か月は投入できます。
まとめ
- 生ゴミ堆肥コンポストには助成金がある
- コンポストのデザインはよく考えよう
- コツを押さえれば臭いは抑えられる
生ごみ堆肥を作る方法を紹介しました。
ポイントさえ押さえれば割と簡単にできるので、臭いに注意してやってみてください。
何よりも「助成金がないか」これを自分の住んでいる自治体で調べてからやってみるのをおすすめします。