- 畑の支柱を保管する方法
- 雪や雨でも問題ない支柱の簡単な管理方法
- 塩ビパイプを使った支柱のサイズと価格
支柱を保管する方法は色々ありますが、塩ビパイプが非常に簡単でしっかりできるのでおすすめ。
木製ラックを作る方法もありますが、作るのが大変です。
水道管で使われている塩ビパイプなら簡単に作れて、雨や雪にも対応できます。
北海道の雪でも大丈夫!屋外で支柱やダンポールを簡単に綺麗に管理する方法」を紹介します!
塩ビを使った簡単な方法です!
支柱の管理方法は物置以外にも木製ラックを作るなど様々!
支柱の本数が増えてくると管理が難しくなり、『支柱を収納できるラックが欲しい』と思うこともあるでしょう。
専用のラックは市販されていないため、多くの人が木製のラックをDIYで作っています。物置や車庫などに支柱をまとめて保管している方も多いかと思いますが、私の場合、北海道に住んでいるため、冬は雪かき道具やスキー用品などが増え、屋外で支柱を管理できる方法が理想的だと感じていました。
しかし、木製ラックは冬になると庭に3m以上の雪が積もるため、外に置きっぱなしにできないという悩みもありました。
支柱は野ざらしでも構わないが雨風しのげるとより長く使える
支柱を野ざらしにして地面に置いておく方法もあります。
畑では通常、支柱は野ざらしにされるため特に問題はありませんが、雪が降ると重みで曲がることがあり、また雨風によって劣化することもあります。支柱を丁寧に長く使いたい場合は、雨風を避けられる場所で管理するのが理想です。
そこで、野外で放置しても、雪が降る冬にもしっかり管理できる方法を紹介します。
塩ビパイプを使った雪が降る地域でも簡単に支柱を屋外で保管できる方法!
おすすめなのが『塩化ビニールパイプ(通称:塩ビパイプ)』です。ホームセンターで簡単に入手でき、安価でありながら非常に耐久性があるため、特におすすめです。
使い方としては、塩ビパイプを地面に寝かせて支柱を挿しておく方法が便利です。パイプにガムテープなどでサイズや用途を記載して貼っておけば、より分かりやすくなります。
雪の多い地域以外では、塩ビパイプを適当な長さにカットして縦に立てることで、支柱をまとめて保管することもできます。また、コンクリートブロックの穴に支柱を立てて保管している方もいるようです。
塩ビパイプはプラスチック製なので、のこぎりで簡単に好きな長さにカットできます。管がしっかりしているため、雪の重みにも耐えられます。
冬季は、飛び出た支柱部分にホームセンターで購入できる青いビニールシートを巻き、地面にそのまま寝かせて保管しています。雪がない季節にはビニールシートを外し、家の裏側で年中野外保管しています。
パイプのサイズにあわせた蓋がある
塩ビパイプにはさまざまな太さや長さの種類があり、それぞれに対応する専用の蓋も用意されています。
この蓋は単品で別売りされており、なくても保管には支障はありませんが、塩ビパイプに支柱を差し込む際に、行き止まりがあると支柱の高さが揃って見た目が整います。
私は蓋を軽くつけているだけですが、強く支柱を押し込むと蓋が外れてしまうことがあります。気になる方は、接着剤で固定するのも一つの方法です。
1mか2mの塩ビパイプが一般的!寿命は50年以上!
ホームセンターでは、1mにカットされた塩ビパイプと2mの塩ビパイプが販売されていますが、2mの方が価格が割安なため、自分でカットする方がお得です。
また、家庭菜園で支柱として使用する場合、例えばキュウリやトマトなどに適した2100~2400mmの支柱や、トンネル用のダンポール(2100~2700mm)があります。このため、2mの塩ビパイプを購入すると、少し先端が出て取り出しやすく、ちょうど良い長さです。
ちなみに、塩ビパイプは本来、地中で水道管として使用されるもので、その耐用年数は驚異の50年です!
購入時には多少コストがかかるものの、一生使えるため、木製ラックのように腐食せず、メンテナンスも不要で非常に便利です。
塩ビパイプと支柱のサイズ
VU40塩ビパイプ | VU50塩ビパイプ | VU65塩ビパイプ | VU75塩ビパイプ | |
---|---|---|---|---|
呼び径(内径) | 40 | 50 | 65 | 75 |
長さ | 2000㎜ | 2000㎜ | 2000㎜ | 2000㎜ |
価格 | 660円 | 828円 | 1,300円 | 1,780円 |
継手キャップ(蓋) | 100円 | 200円 | 272円 | 360円 |
ダンポール青 (直径5.5㎜) | 未計測 | 50本位 | 70本位 | 90本位 |
ダンポール緑 (直径8.5㎜) | 未計測 | 30本位 | 45本位 | 未計測 |
いぼ支柱 (直径16㎜) | 未計測 | 7本 | 11本 | 未計測 |
いぼ支柱 (直径20㎜) | 未計測 | 4本 | 7本 | 未計測 |
太い竹支柱 (直径10㎜) | 未計測 | 12本 | 20本 | 未計測 |
細い竹支柱 (直径16㎜) | 未計測 | 7本 | 11本 | 未計測 |
ホームセンターで販売されている家庭菜園向けの支柱に適した塩ビパイプの種類やサイズについて調べました。
これは、実際に私が購入した支柱のサイズと所有する支柱の数を基に計算したものです。若干の誤差や未計測部分があるかもしれませんが、ご了承ください。
支柱の本数によって異なりますが、ダンポールは「VU50」で十分な場合が多く、いぼ支柱や竹支柱には「VU65」以上のサイズが必要になることが多いです。それ以下のサイズでは十分な本数を収めるのが難しいでしょう。
なお、これ以上の大きなサイズの塩ビパイプもありますが、サイズが大きくなるにつれて価格も高くなります。より大きなサイズが必要な方は、ホームセンターで実際にサイズを確認してみることをおすすめします。
我が家で実際にかかった費用はこちら
我が家の支柱 | 用途 | 本数 | 塩ビパイプ | 価格(円) | キャップ(個) | 価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
竹支柱(太10㎜/長600㎜) | 仮支柱 | 11 | VU65(2000㎜)×1 | 1300 | 1 | 544 |
竹支柱(太10㎜/長1000㎜) | 行燈用 | 17 | VU65(2000㎜)×1 | 1300 | 1 | 544 |
竹支柱(太16㎜/長1250mm) | インゲン等 | 20 | VU65(2000㎜)×2 | 2600 | 2 | 272 |
ダンポール(太5.5㎜/長1800㎜) | トンネル押さえ | 3 | VU50(2000㎜)×1 | 828 | 1 | 200 |
ダンポール(太5.5㎜/長2100㎜) | 防虫ネットトンネル用・トンネル押さえ | 40 | VU50(2000㎜)×1 | 828 | 1 | 200 |
ダンポール(太8.5㎜/長2400㎜) | 果菜類トンネル用 | 14 | VU50(2000㎜)×1 | 828 | 1 | 200 |
いぼ支柱(太16㎜/長1500㎜) | プランター用 | 15 | VU65(2000㎜)×2 | 2600 | 2 | 272 |
いぼ支柱(太16㎜/長2100㎜) | プランター用 | 10 | VU65(2000㎜)×1 | 1300 | 1 | 544 |
いぼ支柱(太20㎜/長2100㎜) | トマト・キュウリ等 | 26 | VU75(2000㎜)×2 | 3560 | 2 | 720 |
いぼ支柱(太20㎜/長2400㎜) | トンネルビニール裾用 | 2 | VU65(2000㎜)×1 | 1300 | 1 | 544 |
160本ほどの支柱を、税込21,467円で保管することができました。正直、少々高いと感じましたが、これから30年以上使えると考えると、年間あたりの保管費用はおよそ800円程度になります。
木製ラックは腐食防止のために再塗装が必要で、やがて劣化してしまうため、メンテナンス不要で置きっぱなしにできるこの方法は、面倒くさがりな私にはぴったりです。
今回は、塩ビパイプを使った園芸支柱の管理方法をご紹介しました。本数が増えると保管場所がかさばったり、支柱の種類が分かりづらくなって探す手間もかかりますよね。
雪の降らない地域であまり費用をかけたくない場合は木製ラックも良いですが、簡単に管理したい方や雪の多い地域の方には、この方法を強くおすすめします。ぜひ試してみてください。