- 支柱が必要な野菜別の支柱のサイズ
- 園芸支柱の種類について
- 100円ショップの支柱の種類とサイズ
家庭菜園で使う支柱のサイズを徹底紹介!
栽培する野菜別に支柱の長さ・太さをまとめています。
野菜栽培の園芸支柱の種類
家庭菜園で使う支柱
- 天然竹支柱(竹)
- いぼ竹支柱(金属)
畑で家庭菜園で使う支柱には大きく分けて2種類あります。
竹支柱を使うか、イボ竹支柱を使うかは好みの問題で、どの野菜にどっちの支柱という決まりはありません。
栽培する野菜によって気を付けないといけないのは「長さ」「太さ」の2つです。野菜毎に成長する高さや重さが変わるので野菜別に支柱の種類を揃える必要があります。
この2種類の特徴と手に入りやすい支柱の太さや長さを解説します。
イボ竹(サイズと太さ)
イボ竹支柱のメリット
- 強度があり何年も使える
- 価格が高い
- 結んだ紐が止まりやすい
イボ竹支柱のデメリット
- 処分時に専用の道具が必要
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イボ竹は外側が緑色などのビニールで覆われて、中が銅やスチールで出来ている天然竹よりも頑丈な支柱です。
イボのような突起がついており誘引した紐などが滑り落ちにくくなっています。イボが無い支柱もあるのですがイボありを選ぶようにしましょう。
イボ竹は竹支柱より圧倒的に強度があり商品によって中の素材が色々違いますが、ホームセンターで太さがあるしっかりした支柱を選べば太いタイプなら半永久的に使えると思います。
私の持っている支柱の感覚では、20mmの太いサイズなら土に挿して曲がったりする事は基本無く永遠に使える気がします。
16mmより細いタイプは土の硬さによって挿したときに曲がってしまう事もありました。
天然竹(サイズと太さ)
天然竹支柱のメリット
- 簡単に手やのこぎりでカット可能で処分が簡単
- 価格がイボ竹支柱より安い
天然竹支柱のデメリット
- 割れるので耐久性は低い
- 天然の竹なので先端が細くなっている
- 結んだ紐が滑る一面も
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竹支柱はかなり割れやすいので「大事に使っても長い支柱は5年位で何本か割れてしまう」というのが使ってみた感想です。どうしても土に挿すときに割れたり、経年劣化割れたりします。
長い支柱ほど割れやすく、私は短い支柱を仮支柱として使っていますがそこまで割れず5年以上使っています。
ただしこの割れやすいのはメリットでもあり、ベランダ菜園など支柱をいずれ処分する可能性が高い場合はのこぎりで簡単にカット出切るのでゴミとして処分するのが簡単です。
天然の竹なので根本と先端の太さが違うのが特徴としてあり1本の支柱ですが部位によって太さが変わります。太さで選ぶ場合は根元の太さで選ぶと良いです。
トンネル支柱
トンネル栽培をしたい人はトンネル専用の支柱を用意する必要があります。
家庭菜園では1本物のダンポールというグラスファイバーで出来た支柱が耐久性・軽さ・扱いやすさで非常におすすめです。
具体的な種類や違いは「ダンポールの選び方」で紹介しています
雨除け支柱
トマト栽培で雨除けのために、アーチ支柱とビニールをパッカーで固定して雨除けをする場合にも専用のアーチ支柱が必要になります。
この支柱はビニールを張らずにネットを張ってきゅうりやミニカボチャなどをアーチ状に葉を這わせる栽培でも使う事が可能です。
農家では実割れと疫病の防止のために雨除けでトマトを栽培しますが、家庭菜園ではここまでのレベルは求められないと思うのであまり使う機会は少ないですが専用の支柱です。
プランター用の支柱
プランター専用の支柱も販売されています。例えば丸いリングがついた支柱、画像のように空中で支柱クロスさせる支柱で、トマトやきゅうりなどを螺旋状に誘引して栽培するためです。
ただし、専用のリング支柱を買わないでも、細め(8㎜・11㎜・13㎜)程度の1本の支柱があれば3本挿して麻紐などで回しても同じ効果で使えるので専用の支柱がないとダメということはありません。
プランターではそこまで野菜の苗が大きく成長しないので、同じ野菜を育てても支柱は露地栽培ほどの太さが必要ありません。
100円ショップで販売しているイボ竹の太さでも十分な事がほとんどなので100円ショップをうまく活用するのもおすすめ。
【早見表】野菜別の支柱の長さ・太さ・立て方
栽培する野菜別におすすめの支柱のサイズを紹介。
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30種類程の野菜を育てている私が初めて支柱をそろえる人にアドバイス!
野菜の中では「トマト・ミニトマト・きゅうりが一般的な合掌式で組む場合でも一番太く・長い支柱が必要」になります。
これらの野菜は長さ2100㎜以上・太さ20㎜はないとしっかり固定できません。16㎜の太さだとちょっと心もとないです。
どんな野菜も支柱の太さは太い分には問題ないので太い支柱で揃えておくと便利です。長さは長すぎると使いにくいですがある程度は支柱の組み方などでも応用ができます。
例えば、ナスは3本仕立てだと1600㎜など短い支柱ですが、V字型で組めば2,100で太さ20㎜と長い支柱で十分使えます。
私なら全部の野菜に大体使えるイボ竹で長さ2,100㎜で太さ20㎜で必要な本数を揃えます。
支柱関連おすすめアイテム
支柱関連お助けアイテム
- パッカー
- クロスバンド
- 支柱抜き差し機
支柱にビニールを張ったり、固定したり、抜いたり刺したりするのに
便利なアイテムがあるので紹介します。
パッカー
支柱を組み立てるときに便利なのが「パッカー」や「クロスバンド」です。
パッカーは主にトンネルでビニールなどを張る時、雨除け栽培で使うビニールを張る時に使えますが支柱やダンポールのサイズにあっていないと使えません。
1本物の支柱でも、キュウリなどネットを張る時に麻紐でも勿論結べますがパッカーを使うと簡単に止められ外すのも手間がかかりません。
支柱やダンポールを揃えるときにはそれにあったサイズのパッカーを揃えましょう。
対応するパッカーのサイズ「パッカーの選び方」で紹介しています。
クロスバンド
支柱を横十字でクロスさせる時に麻紐やビニール紐でぐるぐる巻きにして固定している人も多いと思います。私も最初はぐるぐる巻きにしていました。
使い方が想像出来なくて手を出しずらい「クロスバンド」という金属でできたパーツがあり、これを使うと1条植えで植えている場合などで支柱を組む”直立式”の時にすごく便利です。
力が弱い人でも簡単にすごくしっかりと支柱を固定する事が出来て、紐を解いたりする手間が無くなるので便利!安いので一度試してみるとこれは便利と思うはずです。
支柱の太さ別に対応する商品が違うのと「フックバンド」などの商品名で販売されている事もありますが基本にどの商品も使い方は同じです。
支柱を簡単に抜き差し機
支柱は20~30㎝程土に挿さないといけませんが、やわらかい土なら誰でも簡単にさせますが土が硬かったりすると女性や年配の方だと挿すのもかなり大変です。
硬い土に無理やりさすと金属で出来ているイボ竹支柱でも16㎜位の細さだと曲がってしまいます。
しっかりと土を深くまで耕すのが一番ですが、誰でも少ない力で簡単に挿せるアイテムがあるので1つ持っておくと便利です。
100円ショップの園芸支柱
家庭菜園といえば安く購入できるに越したことは無いので100円ショップでの支柱がどのような品揃えか、使い勝手はどうなのかを調べてみました。
ダイソーとセリアで販売している支柱について解説します。
セリア(支柱の長さ・種類)
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セリアはダイソーよりも品揃えが少ないですが、プランターで使えるリング支柱が充実しています。
露地栽培で使えそうなのは、短めの75㎝のイボ竹が仮支柱用で良い長さ、インゲンなど豆類やナス・ピーマンなど支柱が16㎜以下と細い野菜に使えそうなサイズで販売しています。
基本的に支柱の太さはダイソーと大きくは変わらず基本的に16㎜ほどの細い支柱があり、20㎜の太い支柱は短い物しかありません。トマトやキュウリ栽培で使いたい20㎜の太さは長さが足りません。
天然竹はホームセンターでは販売されていないタイプで、外側にビニールが巻いてありますがメリットをそこまで感じません。
トマトやきゅうり用で路地で使うにはちょっと強度が心配な太さしか販売していません。
アーチ型の支柱も60㎝畝(うね)の葉物栽培には使えそうなサイズですが、ダイソーの方が支柱の太さがあり強度が強い感じです。
ダイソー(支柱の長さ・種類)
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ダイソーとセリアで比較するとダイソーの方が圧倒的に支柱のサイズの品揃えが良いです。
カラーのバリエーションがあり種類も多いですが、逆に露地栽培で「仮支柱」として使える短い75㎝などの支柱は無い。
露地栽培ではなくプランター用の支柱と考えた方がよい支柱の細さが多いですが、露地栽培でもインゲンなど豆類やナス・ピーマンなど支柱が16㎜以下で細くても問題ない場合には使えそう。
トマトやきゅうり用で路地で使うにはちょっと強度が心配な太さしか販売していません。
100円商品ではありませんが、プランター専用のジョイントが入っているタイプの三角柱型に組み込むタイプのも販売しているのが特徴。
アーチ型の支柱も60㎝畝(うね)の葉物栽培には使えそうなサイズですが強度は弱いです。