野菜の病害虫

黒腐れ病(くろぐされびょう)の被害と予防・治療方法

2024年6月20日

黒腐れ病(くろぐされびょう)の被害と対策

家庭菜園で出来る黒腐れ病の簡単な対策と駆除の仕方を学びます。

この記事でわかる事

  • 黒腐れ病が発生する原因
  • 黒腐れ病の予防方法
  • 黒腐れ病の治療方法

ポイント

アブラナ科の野菜に多く発生、黒い斑点が出来たりブロッコリーは花房が黒くなります。
豆科やイネ科と輪作をして回避するのがおすすめです。
農薬での治療はオリゼメート粒剤が効果的。

黒腐れ病の被害状況と発生する原因

発生する時期と気温

  • 気温:15~30度
  • 時期:5月~10月頃

黒腐れ病の症状と原因

  • 葉の縁から不整形~V字型に病斑が広がり黒く変色する
  • 花房に発生すると黒く変色する
  • 細菌が原因

初夏、初秋に多く発生し、雨が多いと発生しやすいです。

細菌による病気であるが、軟腐病とは異なります。悪臭は生じず、株が死ぬ事はなく名前のイメージより症状は軽いアブラナ科に多く発生する病気です。

キャベツでは茎の裏側(キャベツのひっくり返した真ん中)に黒い点ができたり、葉が変色したりします。

該当部位を取り除けば他の綺麗な場所は食べられるのでは葉をむきましょう。

ブロッコリーは花房を食べる野菜ですが、花房が黒く変色するので変色した場所は食べるのは控えた方が良いです。

黒腐れの原因は細菌で、土の中にいる菌が野菜の葉や茎などから侵入することで発病。

雨の跳ね返りで感染しやすくなるため、水の管理も重要な防除のポイントです。

黒腐れ病の被害が出る野菜

こんな野菜に黒腐れ病は発生しやすいです。

葉菜類

根菜類

黒腐れ病の防除・予防対策

防除・予防の2パターン

  • 無農薬で出来る予防法
  • 農薬を使う予防法

【無農薬】防除・予防方法

無農薬で予防する

  • 排水と泥はね対策(畝高にする・マルチをする)
  • 土づくり肥料成分・PHを調整)
  • 防虫ネットを使いコナガ防除
  • 黒腐れ病に対抗性がある品種や接ぎ木を選ぶ
  • 輪作をする

排水と泥はね対策

マルチング
マルチシート
団粒構造
土に細菌がいる

大雨などで水はねした土に細菌が含まれていることがあります。これらの細菌は、作物の傷などから侵入して発病することもあります。したがって、頭上から水をやるのではなく、株元に水を与えましょう。

水はねを防ぐためには、マルチシートの使用が効果的です。

土づくり肥料成分・PHを調整)

シンワ測定(Shinwa Sokutei) 土壌酸度計 A
土壌酸度計

また、窒素が過剰に溶け出す心配のない肥料を使うことをおすすめします。

マイガーデンベジフルは、窒素成分が多くないため、家庭菜園でおすすめの追肥としても使える肥料です。

酸性土壌では病害が多く発生するため、苗の植え付け段階で、どんな野菜を育てる場合も土壌のpHが6.0~6.5になるようにチェックしましょう。

黒腐れ病に耐性がある種も発売されているので、昨年病害が発生した場合は、対策としてこれらの種を使うことをおすすめします。

防虫ネットを使って防除

防虫ネット
防虫ネット
トンネルの様子
トンネル栽培の様子

ハムシやコナガなどの被害を受けると食害部位から発病しやすいです。

防虫ネットなどを行って対策をしましょう。

耐性のある品種を使う

種子からも伝染するので、毎年同じ種を使わず新しい種を使います。

また、抵抗品種も発売されているのでその品種を使う事もオススメです。

例えばキャベツは、いろどり(カネコ種苗)、彩シリーズ(タキイ種苗)、新藍・冬藍(サカタのタネ)などです。

イネ科やマメ科と輪作をする

発生した野菜を治す事は出来ませんが、病気は異なる野菜では発生しないこともあるため、同じ野菜を同じ場所で栽培しないように連作障害対策を行い、輪作を実践するのも良い方法です。

アブラナ科の野菜に発生しますが、連作する事で発生しやすくなるのでイネ科やマメ科などと輪作を心がけます。

【農薬】防除・予防方法

農薬で予防する

  • オリゼメート粒剤
  • バリダシン液剤5

農薬は、同じ病気や害虫に対しても、使用できる野菜の種類が決まっています。そのため、野菜ごとに使用する農薬を分ける必要があります。
農薬を購入・使用する前に適用作物を確認し、その作物に適した薬剤を選びましょう。農薬は劇薬であるため、子供の手の届かない場所に保管してください。

家庭菜園では使いにくいですがオリゼメート粒剤やバリダシン液剤5が効果があります。

黒腐れ病の治療方法と発生後の対策

発生した場合の対処法

  • 農薬でも治療方法は無い

黒腐れ病は発生してから治す事は出来ないので発生しないように予防・防除をするのが大切です。

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