- アワノメイガ防除と予防方法
- アワノメイガ駆除方法
- 家庭菜園におけるおすすめの対策方法
家庭菜園で出来るアワノメイガ対策
トウモロコシに発生する幼虫で実の先っぽから入り中の実を食べてしまいます。
受粉が終わったタイミングで雄穂(頂上にあるフサフサした花)を外す事も大切です。
本数が少ない場合は実にネットを掛けるのがおすすめ。
発生原因と基礎知識
- 蛾が飛来して卵を植え付ける
アワノメイガとは、「メイガ」という蛾の仲間です。
トウモロコシの実ができる前の雄穂、雄花が食害され、結果実がならなくなってしまいます。
作物の収穫後、冬に幼虫もしくはさなぎ状態で土の中で越冬、翌年春に成虫になり葉の裏や外側に卵を植え付けます。
その幼虫が茎に穴をあけてそこから出入りします。
メイガは夜行性の為、夜間に卵を植え付けるのでなかなか発見しにくいです。
発生する野菜の種類
こんな野菜にアワノメイガが発生しやすいです。
【発生前の対策】防除・予防方法
- トウモロコシの雄花を除去
- 肥料の窒素分を少なくする
- トウモロコシの実にネットをかける
天敵・コンパニオンプランツで予防
- 小鳥・クモ・寄生蜂(タマゴバチなど)
- つるありインゲン
- トウモロコシ
トウモロコシと豆類を一緒に植える事でアワノメイガの忌避効果があるといわれています。
枝豆をトウモロコシと同じ時期に一緒に種まきする、つるありインゲンをトウモロコシを支柱代わりに一緒に植える方法があります。
つるありインゲンはトウモロコシの葉が3~4枚になったタイミングで近くに種を植えないとトウモロコシの生育が阻害されてしまいます。
トウモロコシの実にネットをかける
物理的な方法になりますがトウモロコシの実から入らないようにネットをかけます。
ネットをかけた後に根元を紐などで縛っておく・ネットの上からビニールの袋をかけるとより頑丈になります。
三角コーナーのネット、みかんネットなど色々方法はありますが専用のネットも売っています。
トウモロコシの雄花を除去
トウモロコシの雄穂(頂上にあるフサフサした花)は受粉が終了すると不要になるため、全ての雄穂を切除しましょう。残すべき雄穂は受粉用に1本あたり5本に1本だけというのがおすすめです。
トウモロコシは雄穂が出てから約10日で絹糸(トウモロコシの実の毛)が出てきます。他の株の花粉が絹糸について受粉しますが、必要に応じて人工授粉も行えます。
アワノメイガは雄穂の匂いに反応するため、切り取った雄穂は畑の外に持ち出すのが最善です。見つけたら捕獲し、適切な肥料を与えることも重要なポイントです。
【発生後の対策】駆除方法
- 無農薬・・・捕殺だが難しい
- 農薬・・・トレボン乳剤がおすすめ
無農薬で駆除
- 捕殺
アワノメイガは茎の中を移動し果実を食べるので発生した場合に駆除するのが難しいです。
発見次第捕殺できる状況であれば捕殺、切り取るという事くらいしかありません。
基本的な防除や対策を行いましょう。
作り方は+をクリック
ペットボトル捕殺機(作り方)はここをクリック
農薬で駆除
- トレボン乳剤
- デナポン粒剤5
農薬はトレボン乳剤やデナポン粒剤5などがあります。
この記事の画像は名犬クロス(@lionking0815)さんからご提供いただきました。ご協力ありがとうございます。