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【家庭菜園DIY】土留め(どどめ)で区画を分ける方法

【家庭菜園DIY】土留め(どどめ)で区画を分ける方法
この記事でわかる事
  • 砂利と土の境界を作り庭を綺麗にする方法
  • 庭の一画にプランターをつくり花壇や畑にする方法
  • 家庭菜園で出来る土留めのアイデアと作り方
ポイント

家庭菜園で庭の区画を分けたい場合に土留めが有効です。
色々なアイデアがありますが、あぜ板を使うのがとても簡単で安価で便利です。
本格的な土留めもDIYで出来るので挑戦してみてください。

もくじ

土留めの基本

土留めであぜ板を使って家庭菜園をつくる

土留め(どどめ)とは、壁などを築いて土をせき止める処置のことを言います。

このページでは、家庭菜園をやっている人向けに土留めを考えているので、土砂崩れしないように傾斜が急な場所の土を流れないようにする為に芝を斜面に敷く」などではなく、「区画を分ける方法」を解説します。

もちろん外構業者に頼めば、きれいな区画を分けた土留めを作ってくれますが、実際にやってみての感想はお金をかける必要は無いという事です。しっかりした土留めでも自分で簡単に出来ますよ。

家庭菜園で必要な土留めの役割

あぜ板を使った土留め
あぜ板を使った土留め
私がやった土留めDIY
  • 家周りの通路と畑の区画を分ける・・・あぜ板
  • 畑の区画と人工芝の区画を分ける・・・コンクリートブロック

家庭菜園で土留めを作りたいなと思うタイミングは「通路の砂利と畑の区画を分けたい」「芝と畑の区画を分けたい」「庭の一部を花壇にしたい」などのケースが多いと思います。

私の家は戸建ての庭なので、家の周りに砂利を敷いた状態で引き渡しを受けて、庭には土があるだけだったので区画を分けたいと思っていました。

家を建てた後になんとなく通路と畑の区画を「あぜ板」で簡易的に分けていましたが、本格的に人工芝を敷こうと思ったタイミングで「コンクリートブロック」をモルタルで固定して、畑と人工芝の区画を区分けしました。

土留めがあると土が流れないし、石と土が混ざらないので畑の土を綺麗に保てるので土づくりにも非常に良いです。

土留めの素材と選び方のポイント

あぜ板プランター
あぜ板はプラスチック
土留めの素材
  • コンクリートやブロック
  • プラスチック

土留めは一度作った場合はかなり長い年月使うことになります。

例えば、木を使った土留めを選んだ場合は、木は雨や年月によって腐食して腐ってしまいます。きちんと木に防腐剤を塗る、定期的に塗るなどメンテナンスをしないと5年は持ちますが、強度が下がってきていずれ交換しないといけない事になります。

一方で、コンクリートやレンガなどはメンテナンスが不要ですがコンクリートを固定したりするモルタルなどを使わないといけないのでちょっと手間がかかります。

プラスチックの場合は施工も簡単で木に似せた感じの商品もあるので便利ですが、商品によっては値段が高い事もあります。

DIYで出来る4つの土留めの方法

あぜ板プランター
あぜ板
家庭菜園で出来る土留め
  • ブロック
  • あぜ板
  • 杭と鋼板矢板
  • 土嚢袋

家庭菜園で作れる土留めの実際のアイデアを紹介します。

私は、「ブロック土留め」と「あぜ板」を実際に作ったのでポイントも踏まえて紹介します。

ブロック

ブロックのメリット
  • 施工方法次第で見た目が綺麗になりやすい
  • しっかりと固定ができるのでズレない
ブロックのデメリット
  • ブロックをしっかり固定するのにモルタルが必要
  • 持ち運びが非常に重い
  • 素材によっては価格が高い
  • 基本は直線になり、アーチ状は難度が高い

土留めに使われるのは「コンクリートブロック」「民地石」「L型ブロック」です。

私の近所の大型のホームセンターにはどれも1個単位で売っていたので、自分で施工ができますが、あなたがどの程度の重さを運べるかで出来る・出来ないが決まります。

コンクリートブロック民地石L型ブロック
種類厚さが何種類かある基本3種類数種類あり
高さ190mm120mm、200mm、300mm200mm、300mm、500mm
横幅390mm600mm600mm
厚さ100mm、150mm、200㎜など厚さ100mmが基本35mm、40mm、93mm
重さ1個9キロ以上1個17kg以上1個17kg以上
メリット女性でも運べる置くだけでもそれなりになるモルタルは不要で置くだけ
デメリット数が必要200mm、300mmは女性では運べない300mm、500mmは女性では運べない
固定に必要な材料インスタントモルタルインスタントモルタル不要
おすすめの人とにかく安く仕上げたい・見た目はそこまで気にしない綺麗な見た目にしたい綺麗な見た目にしたい、高くても良い

コンクリートブロック・民地石はモルタルを敷いてその上に並べるのでモルタルが必要です。L型ブロックは置くだけでブロック同士はボルトで連結して固定するのでモルタルはいりません。

ブロック土留めの作り方の手順

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ブロック土留めの手順(画像)はここをクリック

必要な材料

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あぜ板

あぜ板を使った土留め
あぜ板を使った土留め
あぜ板のメリット
  • 価格が安い
  • つなげるだけなので施工が簡単
  • 長さの調整もノコギリで簡単
  • アーチ状など色々なパターンで出来る
あぜ板のデメリット
  • 綺麗に一直線にはならず多少波打つ
  • 高さが決まっているのであまり高い高さは出来ない
あぜ板
種類基本は4種類
サイズ高さ300㎜、400㎜、500㎜、600㎜(横1,200㎜)
重さ女性でも軽々持てる
おすすめの人簡単に土留めをしたい、プランターを作りたい等

あぜ板は黒いプラスチックの板が波打っている見た目で、グニャグニャ曲がるので仕切りが波打ってしまうのは仕方ないですが、逆にメリットでもあり割と自由な形にすることができます。

土留めとして使う場合にもプラスチックの板がしっかりしているので土や石を通すことは全くなく、しっかりと区画を分けることができます。

固定する方法は地面に刺して左右から土で固定する形なので、モルタル等何もいらないですが固定が緩いので土の圧力によって波打ってしまったりするのはデメリットです。

あぜ板土留めの作り方の手順

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あぜ板土留めの手順(画像)はここをクリック

必要な材料

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杭と鋼板矢板

杭と鉄鋼矢板のメリット
  • 高さが1.2mまで対応できる
  • 持ち運びが簡単
  • アーチ状など色々なパターンで出来る
杭と鉄鋼矢板のデメリット
  • 価格が高い
  • ホームセンターでは手に入らない

公共工事の現場などで使われているタイプで基本的にホームセンターで売っていません。

ネットでは売っているので、簡単な施工方法でアーチ状に綺麗な感じで作りたい人にはおすすめの材料です。

杭と鋼板矢板の土留めの手順

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杭と鋼板矢板の手順(画像)はここをクリック

必要な材料

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土嚢袋

土嚢袋のメリット
  • 価格が非常に安い
  • 置くだけなので非常に簡単
  • 土嚢袋をプランターとして栽培もできる
土嚢袋のデメリット
  • 見た目があまり綺麗ではない
  • 中に入れる土が必要

土を掘って処分に困っている人などは、土留め袋を使った区画を作る方法もあります。

見た目があまりよくないですが、土嚢袋にもオシャレなタイプもあるので資材を選べば解決できるかも。面積次第ではかなりの数が必要になり、入れる土の量も相当な量になってしまいます。

木の周りを土留めにしたい位の狭い範囲なら使える方法かもしれません。

土嚢袋土留め作り方の手順

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土嚢袋土留めの手順(画像)はここをクリック

必要な材料

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家庭菜園で便利なあぜ板の特徴と使い方

あぜ板プランター
あぜ板1枚で作ったプランター
家庭菜園で出来るあぜ板の便利な使い方
  • プランター
  • 自家製堆肥枠
  • 動物ネズミやモグラの侵入防止

最も簡単で安価なのでおすすめな「あぜ板」ですが、家庭菜園で色々な利用方法があるので紹介します。

土留めとして使ってみてイマイチだった場合に他に転用できるので、ホームセンターで試しに買ってみるのも気軽に出来ますよ。

プランター

あぜ板プランター
あぜ板1枚で作ったプランター

あぜ板を2枚以上使えばつなぐだけで丸いしっかりとしたプランターになります。

中に土を入れればそのまま大きなプランターになり、欲しい大きさに合わせて枚数を増やせばいいです。

畑の一区画にプランターを作りたい等でも簡単に作れます。

自家製堆肥枠

堆肥枠

自家製の堆肥を作りたい人は堆肥枠を作る場合も多いでしょう。

堆肥枠には色々な作り方がありますが、あぜ板を使った堆肥枠はただ繋げるだけ、解体も簡単で切り返しも簡単に外せるので手間がないです。

動物ネズミやモグラの侵入防止

家庭菜園の区画をあぜ板で囲めば、モグラやネズミなどの小動物が地中から入ってくるのを防止できます。

大型のイノシシやテンなどは無理なのでネットや柵を作る必要があります。

土留め設置時の3つの注意ポイント

土留めの3つの注意ポイント
  • 土留めのメンテナンスと長持ちさせるコツ
  • 土留めの設置前に確認すべき地盤の状態
  • 土留めが崩れやすい原因とその対策

土留めを作る場合の注意点を理解しておきましょう。

土留めのメンテナンスと長持ちさせるコツ

土留めを作るのは時間と手間がかかります。

作った後のメンテナンスが必要ではない、長持ちする土留めを作るのがおすすめです。

これは先ほど紹介した「資材に何を使うか」を選ぶ事が大切です。土留めに必要な高さがどれくらいかで選ぶ資材が決まってしまう事もありますが、基本的にコンクリート・ブロック・プラスチックを選びましょう。

土留めを作った時にお金をかけるのが嫌な人も多いと思いますが、10年・20年と使うと1年単位ではそこまで高い金額にはならないと思います。

土留めの設置前に確認すべき地盤の状態

土留めを作る時に注意してほしいのは、土留めを作る場所がどれくらい土が固いかです。

私の場合は元々戸建てが建っていた場所に家庭菜園の区画を作ったので、石がゴロゴロ出てきて擁壁を作るために土を掘るのが大変でした。

土留めを作るときに石が出てきたりした場合は、ぜひこのタイミングで綺麗な家庭菜園の区画を作れるようにまとめて石がない土にしてしまいましょう。

土留めが崩れやすい原因とその対策

土留めを作った後に崩れてしまって区画が崩壊する原因は、土留めの強度が弱くて支えられないからです。

これを防ぐには、適切な作り方で作る事はもちろん、どれくらいの高さの土留めを作りたいのかがポイントです。

片側の土から逆方向にかかる圧力は想像以上に大きいので、ブロックを積んだだけ等の場合は高さが必要なケースだと崩れてしまいます。

【家庭菜園DIY】土留め(どどめ)で区画を分ける方法

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