堆肥・石灰・肥料の与え方

石灰をまいた後の畑

家庭菜園では石灰をまきます。畑によく撒いてある白い粉ですね。

ここでは石灰の撒き方や撒く理由、種類を見ていきます。

石灰と聞いてイメージするのは、昔小学校の運動会で引いた白い線!あれも石灰です。消石灰という種類が使われていましたが今は安全面から炭酸カルシウムが使われています。

石灰と堆肥と肥料の違いって何?

家庭菜園初心者が間違えやすいこの質問の違いは、こんな感じ。

肥料は必ず必要だけど、それ以外は畑の状況によって対応しましょうという事ですね。

  • 石灰・・土作りにおいて必要。畑の酸度によって撒くため、撒かなくてもいい場合も。
  • 堆肥・・土作りにおいて必要。畑の土の環境を整えるもので、必須では無いが良い野菜は良い土から育つ。
  • 肥料・・作物の成長を促す為に必要なもの。野菜の種類によって撒く量が違う。

 

石灰は畑の酸度によってどのくらい撒くか調整が必要です!何となく撒けば良いわけではないよ!

 

石灰を撒く理由と効果は?PH値を調整し酸性土壌の改良!

PH値と言えば、理科の実験で使ったリトマス紙を思い出しませんか?

まさにその事で、畑の酸度を図るのもリトマス紙を使って測る事ができます。

野菜を育てるには、それぞれの野菜に適した畑の酸度(PH値)があります。

日本の畑はほとんどが酸性になっています。これは酸性の雨が降ったりするから酸度が傾くため。

でも、ほとんどの野菜はアルカリ性を好みます。

そこで、石灰を撒いて畑をアルカリ性に近づける作業が必要なんです。

PH値が5までは酸性、5.5~6は弱酸性、5.5~6.5は中性、6.0~7.0はアルカリ性になります。

PH値は野菜によって数値がありますが、ほとんどの野菜は6.0~6.5の中性からアルカリ性が適正です。

細かく覚えなくても6. 0を目指せば問題ありません!

PHが適正でないと育たない訳では無い!病気になりやすかったり、美味しい実が成らなかったりするから酸度を調整しよう!

 

苦土石灰の違いとは?石灰の種類

石灰の種類は、以下の通りです。

  • 生石灰・・・酸化カルシウムが主成分。家庭菜園では使わない。
  • 消石灰・・・水酸化カルシウムが主成分。極度の酸性をアルカリに近づける為に農家でも使われるが、家庭菜園ではおすすめしない。
  • 苦土石灰・・・炭酸カルシウムと酸化マグネシウムが主成分。家庭菜園でおすすめ
  • 有機石灰・・・炭酸カルシウムが主成分。家庭菜園でおすすめ。

用語説明

苦土石灰は「くどせっかい」と読む。

 

苦土石灰と有機石灰の違いは?

苦土石灰と有機石灰の違いはマグネシウムを含むかどうかです。

苦土石灰はマグネシウムとカルシウムの両方を含みます。

  • 苦土=マグネシウム
  • 石灰=カルシウム

苦土石灰はホームセンターにも売っていますが、こんな感じのやつです。

 

有機石灰は牡蠣殻石灰やホタテの貝殻石灰などの種類があり、マグネシウムは含んでいません。

カキガラ石灰と言われるのは牡蠣などの貝殻からできているというから。

ホームセンターにもありますが我が家でも使っています。

 

苦土石灰と有機石灰の違いをまとめると、以下の通り。

  • 苦土石灰・・・カルシウムとマグネシウムを含む。撒いて2週間で植え付け可能
  • 有機石灰・・・カルシウムを含む。撒いてすぐ植え付け可能

 

家庭菜園初心者はカキガラ石灰などの有機石灰がおすすめ!

カキガラ有機石灰

苦土石灰と有機石灰の家庭菜園における一番の違いは「撒いてからどれくらいで苗を植えられるか」です。

「苗を植える時に石灰を撒いたらいいんでしょ?」と思う人も多いと思いますが、苦土石灰は撒いてすぐには植え付けできません。

苦土石灰に対して、有機石灰は撒いて直ぐに植え付けが可能です。

理由は、肥料を苗植え付けの前に撒くと思いますが肥料に含まれる窒素成分が石灰と合わさることでアンモニアガスとなって消失してしまうから。

順番を間違えると撒いた意味がなくなってしまうという事ですね。

初心者におすすめなのは撒く順番を気にせず植え付け前に一緒に施して問題ない有機石灰です!

私も有機石灰を使っていますよ!

 

石灰の撒く順番・撒き方・量を紹介!

それでは最後に、実際に石灰を撒いてみましょう。

石灰の撒く順番

苦土石灰は苗の植え付けの2週間前には石灰を撒くようにしましょう!

肥料と一緒に苦土石灰は撒かないように注意が必要です。

ただし、有機石灰(牡蠣殻石灰など)は植え付け直前に肥料と一緒でも大丈夫

植え付け前の畑の土づくりは、堆肥→石灰→肥料の順番です。

 

石灰の撒く量

石灰の図り方

pHの数値を1上げるに必要な量(苦土石灰の場合)は下記の通り。

  • 粘土質の土・・・1㎡当たり300g
  • 壌質土・・・1㎡当たり約200g
  • 保肥力の弱い砂質土・・・1㎡当たり半分の100g

 

初心者はPH6.0を目指しましょう!どんな野菜も6.0であれば育ちます。

まずは撒く量を決める前に畑の酸度を図らないといけないので畑の酸度を図る事から始めます。

我が家では毎年計るのでこの機械を使っています!電池がいらないのがポイントで畑に差すだけで簡単!

 

石灰の量は毎回機械で計ってもいいけど、自分の一握りの量を覚えると便利

毎度石灰の量を計ってもいいけど、自分の一握りの量がどれ位か把握しておくと毎回図る必要なしで便利!

成人男性で50g位が多いそうです。私は100gでした。笑

 

石灰の撒き方

step
1
畑の酸度を図る

シンワ測定(Shinwa Sokutei) 土壌酸度計 A

 

step
2
酸度に応じて石灰を撒きます

石灰をまいた後の畑

 

step
3
石灰を土に混ぜるために畑を耕す

石灰をまいた後の畑

 

step
4
1週間後に酸度が変わっているかチェック

シンワ測定(Shinwa Sokutei) 土壌酸度計 A

 

 

2020年12月11日

© 2021 菜園ラボ